持篭谷山(1.120M)

2006.3.20 晴れ時々曇り 10名

久しぶりの登山、もう夜明けが早くなり6:00集合に合わせて早く起きても明るくなりかけているので気分は「あさ〜!」だけど眠い。 zzzz〜朝はつらいYちゃんなのです。
銀杏峰のリベンジかモッカ谷か白峰村から登る有形山がいいか好きな所にしてあげると言われて迷う迷う・・・
やっぱり行った事のない有形山が良いかと思うけど途中で早く帰りたい人がいるのでちょっと遠いかなと思い、モッカ谷山に決定。
天候から見て縫ヶ原山を回るのは無理かもしれないと言われ、せめて1.209M荒島と縫ヶ原の分岐にあたるピークまでは行きたいと申し出る。美山に入り道路の路面は凍結気味、いやに福井方面への車が渋滞しだしたと見ると、一台横転していて一方通行状態。大野市に入るとまだまだ田畑には雪が残っていて、お彼岸と言っても春は遠そう・・・おっと銀杏峰も部子山も青空に光り輝いているではないか、選択を間違ったかなあ〜と一瞬思ったけど気を取り直して、真名川ダムまで慎重に運転してもらう。
ダムの上は除雪してあり、渡って少し上で車を停める。
支度をして7:30スタート、取り付きはいつもコンクリートの壁をよじ登るのだが、今日は雪がいっぱいで難なく上がれる。
最初の急斜面は雪が固く締まっていて、これはアイゼンを付けた方が良かったかもと思いながらも、しばらくで尾根に出るからと頑張る事20分。尾根に出ると昨年と違いまだまだ雪はたっぷりで、しっかり固く昨日の雪がうっすらとのっている。昨日は風が非常に強かったので雪が吹き払われてしまった所もあり、歩き易い。どんどん締まって来るのでやはりアイゼン付けた方が良いと装着。銀杏峰で6本爪のアイゼンで苦労したSちゃん、今回は真新しい10本爪のアイゼンにピッケル、最近皆勤賞の頑張りぶりには脱帽!!天候は少し雲が多くなってきているみたいで、風はある。寒くても決して「さぶっ!」とは言わない、「涼しい!」としか言わないわ・た・し。
ミズナラの林をどんどん進むと、そのうち木々は霧氷のお化粧をして出迎えてくれる。いつ見てもこの白い世界は素晴らしい・・・・
欠席中の京の宮に見せてあげたいとつくづく思う。
枝だけでなく、大きな幹にもエビの尻尾状に雪が張り付き、口に含むとばりばりと固い。
いつもの荒島岳の展望地点に着くと、残念なことに少し雲がかかっている。大野市内方面は晴れているけど〜。
荒島バックに記念写真など撮りながら進んでいくと、青空が出たり隠れたり、今日の天候はこんなものか・・・
ここは尾根が広いので迷う地点など教えてもらいながら、振り返り確認したり勉強会かねています。
まだまだ雪山は私達だけでは怖い。
登るのは上を目指して何とか着くかもしれないが、問題は降りるときで、山の事故や遭難なども多いのは降りるときではないでしょうか。素人は登ったとおりに降りればと思うが、ところが簡単に足跡は消えるし、景色は同じように見える、ガスでもかかれば目標とするものも見えなくなる。冬は楽しみも喜びも多い分注意もそれだけ必要と言う事でしょうか。

荒島岳

ぜ〜んぶ真っ白霧氷
写真を撮った後は頂上まであとしばらく、新雪がまぶしい中進んでいくと頂上の下に出る。ここから上までほんの少しだが雪も払われ凍った急斜面、アイゼンはすばらしい!難なく頂上に立てる。2時間ほど。思ったより風は無くなり、晴れて大野盆地から真名川ダムの向こうには銀杏峰や部子山、荒島はというとやはり少し雲が・・・縫ヶ原方面もはっきりと見えてはいるが雲の下。
まだまだ時間はあるので次のピークまでとモッカの頂上を後に痩せ尾根を歩き出す。今度はかんじきが必要なほど雪が深くなり、雪屁も張り出しちょっとやばい感じ。
先を歩いていた仲間が雪屁にもぐった感じになりなかなか立ち上げれない。ここまでで引き返すと決まってしまった。
これから先ずっとこういう尾根が続くし雪屁の反対側は急斜面で凍った雪の上の新雪で雪崩れるのも怖いと言う。
雪屁を踏み抜いて落ちたら大変!あきらめるしかない。
曇りがちだし昨年のような展望は得られないだろうし、無理は出来ない。降りかける頃銀杏峰の頂上付近はこちらももっと雲に覆われている。

モッカ谷山頂上

銀杏峰

奥は縫ヶ原山


     雪屁は思ったより深く大きい

モッカ谷山頂上を振り返って

荒島岳
頂上からの下りの急斜面でピッケルの使い方習っている人、アイゼンはずしてしまい転げてさかさまになっている人、もうどうでもいいやとがっがっと降りる私などいろいろです。そのあとは風の無い平らな所を探し当て宴会開始しようと雪のテーブルなど作りだすが、まだ10時頃、早すぎる昼食などと言いながらしっかり食べてしまう私たちでした。11:20頃やっと腰を上げて下山開始。
風の強い地点では木々に張り付いたエビの尻尾雪がバラバラと飛んできて顔に当たり痛いこと痛いこと。今日は気温が低いのか融けて落ちてくる事は無かったみたいです。
宴会場所からは1時間足らずで車の所に到着でした。最後尾根から下は雪も緩んでしまっていました。
あっ宝んどのお風呂でゆっくり温まり、地図を広げて又お勉強会をしてもらいました。

昼食中上を見る

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