浄法寺山(1.052.8M)〜高平山(1.091M)

2006.4.24 曇り時々晴れ  6名
清水小場(7:05)−冠岳(7:55)−浄法寺山(8:55)−大葉山(9:15)−高平山(10:07)
高平山(11:25)−大葉山(12:07)−浄法寺山(12:25)−冠岳(13:07)−清水小場(13:50)
            (休憩時間を含みます)

 久しぶりの参加・・・ちょっと心配だが浄法寺は良く知っているので大丈夫と、6時に集合場所に車を走らす。
山の会では飽きもせず(?)毎週毎週何処かの山に出かけている。私は半分も参加出来ずストレス溜まり気味・・・
今年に入って私のまだ行っていない砥村山、船ケ洞山、有形山など皆さん楽しんでおられる。く・く・く・・・・(ーー;)
最近はこの時節山菜取りが始まり、週に2〜3回近くの里山べたを徘徊している。これが唯一トレーニングのようなもので藪こぎも急な道も嫌でないのはこのお陰。深窓の箱入り奥様のわたしが変貌する季節??ぜんまいなど深山の奥のでっぷり太った物から見ればいささか見劣りがするかもしれないが、里にもそこそこいいぜんまいが採れる穴場があって、ふ・ふ・ふ・・嬉しいのです。
話が逸れてしまいました。m(__)m
永平寺町上浄法寺の集落から林道を進み、青少年旅行村のある清水小場まで行き車を泊める。どうしたことか皆勤賞もののSさんお休み・・・珍しい事! 桜が満開で咲き誇っているのに人の気配はなし。雲は低いが雨は降らない予報、午後には晴れるそうで当る事を期待して7:05出発。歩きだすとすぐにキクザキイチゲが咲き出している。このあと急登が始まり、冠岳(838M)までずっととにかく登る登る!
雪は全く無くて助かる。この岩の多い急登に雪が張り付いて凍ってでもいたら怖い事です。700Mくらいからイワウチワやシュンランが可憐に花をつけ出し、少し上からはショウジョウバカマがまだ盛りです。50分程で冠岳に着きました。
この辺りも雪はほとんど消えていましたが、しばらくですぐ雪が現れるものの固く締まっているのでカンジキを着けるほども無く一旦下り、又登り返します。マンサクの花も見られます。
この時節は倒木をまたいだり、雪の下になり曲がった潅木をくぐったり、笹のはねるのを避けたりで大変です。

木の根元にイワウチワが
先日福井市内でヒョウかアラレが降った日に奥越ではうっすら雪が積もったらしい。この山でもその名残りの新雪が残っている所があるもののつぼ足で歩ける程度。
広いなだらかな地点ではまだ1.5〜2Mくらいの積雪があり、例年より遅くまで雪を楽しめるのではないでしょうか。
頂上の展望台が見えてくるともうすぐ、最後頑張って上に出ると風はまだ冷たいものの、日が差すとやはり春だ〜。2時間かかっていない。南丈競山の小屋まで行く予定だったが、雪の残り具合から高平山の方に行く事になった。リーダーはこちらの地図も用意して案を練っていたらしい。今日は2人のベテランがいるがたまたま初めてらしく全員高平に向かって歩き出すのは初体験なのです。初めての山は嬉しい!!
お天気も遠望はきかないけどまあまあ。どれが高平山と見るとはるか遠くに見える。行ける所までということで最初は急斜面をぐーんと下ります。右下の写真、右が大葉山(1.056M)、その奥が高平山。左下は頂上と奥に南丈競山の小屋。
振り返るとずっと歩いてきた冠からの稜線が続いて見え、浄法寺山頂から右手に南丈競山の小屋までの稜線も広がり、この角度からの眺めも初めてで面白い。前には水無山、右手前方に鷲ヶ岳、振り返ると左手には反射板のあるピークとその横に杓子岳などが見えています。早く雲が去ってくれないか〜〜〜
20分程で大葉山のピークに着き、これからどうしょうか相談が始まる。全員初めてでどれくらい時間がかかるかわからないが、まあ1時間ほどで行けるだろうと言う皆の思いで、とにかく10時までは行動しようということで出発。またど〜んと下らなくてはいけない。細い稜線がずっと続き、小さなアップダウンもありますが、何とかクリアしながら山の下取り付きに立ち、これからぐんぐん登るだけと甘いものを補給して頑張ります。吹く風が身体を冷やしてくれて気持ちよく、誰の足跡も無い所を行くのはこたえられない。
あるのは鹿と兎の足跡だけです。
この稜線には雪屁は出来ていたのだろうか?
わずかに融けた様なあとが見られるところもあるが、大きいのが崩れて落ちたような感じは無いような・・・
左の写真のように木々があるところは出来ないでしょうが。
時々青空が顔を出し、Yちゃんこと雪姫はやはり雪の上が一番!遠くに感じたこの行程もあと少し、何とか元気に頂上に到着!約3時間あまりで来れた。今日の天気では遠望は今ひとつだが、奥に越前甲や大日、見下ろせば山の間から勝山恐竜博物館の銀色に輝くドーム状の屋根が見える。晴れ渡っていれば白山なども良く見えるだろうに・・・
風を避けて少し下で宴会開始、時々日が差して来るものの下界はぼんやりしていると思ったら、今日は黄砂がひどかったようです。たらふく食べて飲んで、かつ今日の山行に満足の面々は11:25下山開始。帰りは雪が甘くなっているのでカンジキ装着。下の写真は下山途中のもので、どんどん下って真ん中のピークを登り返して又下り、奥の右手にわずか覗いているのが浄法寺山の頂上をまず目指す。遠い!

同じ名前のTさん二人

南丈競山の小屋までの稜線反対側は雪が少ない

最後登り返してやっと浄法寺山の展望台が見えてきた。
誰もいない一日かと思ったら女性二人連れが、私たちを見ていた。いろいろ質問されこれから少しだけ足を伸ばしてみようと話していたがどうなさったでしょう。
我々はもうどんどん下るのみ、と言ってもまだ冠岳へ少し登り返すが、わずかなもの。でもくたびれてきた足には登り返しはつらい!どうしてかわからないが、下りモードになっているのに登るのは余計につらく感じる。今日のようにいくつも越えてかつアップダウンが多いと、早くは歩けなくなる。

高平山は福井市内からは見えない。勝山市に向かう途中で岩屋観音方面を見たときにだけ姿をあらわしているらしい。
青少年旅行村の建物やテニスコートなどが見えてきたら、もうすぐだ。桜が木々の間から見えている。
今日は思いがけず初めての所に行けて満足満足(^^♪
帰りは上志比ミネラル温泉かみ(CAMU)湯に入り、汗を流して帰福。住民は200円、我々は400円也、シャンプーもついていましたよ。ただお酒はおいてありません。
皆さんどうも有り難うございました。

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