猿ヶ馬場山(1.875m)

2007.3.3 曇り時々晴れ 12名

福井(4:30)高速〜砺波〜白川郷I.C.〜白川郷道の駅(6:00)
登山口6:45・・・宮谷林道8:15・・・帰雲山10:55・・・猿ヶ馬場山12:25〜12:35・・・昼食タイム13:00〜13:40・・・登山口16:10

我が山の会の準会員と自ら名乗る石川県のKさんのお誘いで急に決まり、調べてみるとかなり長丁場の山らしい事がわかった。
彼女のチャムラン山の会の方々もご一緒だと聞き、迷惑かけないかと心配になったが、誘っていただけると言う事は大丈夫なのかなと思うことにした。こちらからは健脚のY女史とJちゃん、それにちょっと頼りない私の3名は4時半に福井を出発。
福井インターから北陸道、小矢部砺波JCTから東海北陸自動車道に入り、長い長いトンネルをいくつも抜けて白川郷インターを降りた。何と近くなった事!!昔なら考えられない時間で着いてしまった。道の駅に6時に着いて、うまくチャムランの会の方々の車2台と合流。私達が遅くなる場合はY女史が何度か山スキーで来ているのでわかるだろうと先に出発してもらう事になっていたのだが、ぴったりお待たせすることなく良かった(^_^)v
そこからは合掌造りの集落のある荻町に入り、お寺の右横の狭い道を進み林道を少し行ったところでやっと車を泊める。
先に山スキーの方々の車2台、土曜とあって登る人も多いのだろうか・・・ 私達の方が先にスタートする。雪は締まっていてつぼ足で行く。

白山スーパー林道と三方岩岳・野谷庄司山方面

長い林道歩き

      

     
チャムラン山の会の方々は男性5名、女性4名、我々合わせて計12名のグループとなった。山スキーのメンバーは追いついてこず、中年のご夫婦が後を着いて来られるだけ。
林道は何度かショートカットしてそのうち尾根に取り付く。
スキーの跡が残っているが、今年は雪が少ないので滑りにくいだろうと思う。1時間半程歩いた所で宮谷林道に出る。
少し進んでから往きは尾根に取り付き帰雲山を目指した。ブナなどの自然林に変わり雪に耐えた造形美を見せてくれる
途中からかんじきを付けるが、長時間の登りには疲れる(~_~;) まだラッセルしていただいた区間が少なくて良かったのだけど・・・そのうちブナに混じってウダイカンバというダケカンバの仲間の木が現れる。このウダイという3文字が覚えられなくて何度も聞くのできっと「うざい!」と思われるなと覚えようとするのだが、又しばらくすると忘れてしまう。ミニアルツくらいなものでなく、
十分資格ありの老人性健忘症にかかっている。
高い位置に赤いテープが残されていて、今年の雪の少なさがわかる。見事なブナやミズナラなどの森が続き、芽吹きの時に来たらどんなに素晴らしいだろうかと思う。

 

    
1.400〜500M辺りからダケカンバが混じるようになる。風雪に耐えてきた枝ぶりは見事で、力強さを感じさせてくれる。
この辺りの木々はどれも大きく伸びやかで気持ちがいい。
右手ひと登りすると帰雲山(1.622M)、南側に資材小屋とアンテナが目印で、樹木に覆われて展望はきかない。
ここまでが長かった、だけど猿ヶ馬場山はまだまだ遠い。
雲が低くなり雨のような雪のような・・・でも濡れるほどでもなく何とかすんだ。この辺りから私は遅れがちになり、会の方がそれとなく振り返っては確認していてくださるのがわかり、誠にありがたく嬉しかったm(__)m 体力不足は否めない。
ダケカンバにオオシラビソが混じるようになってきて、高度が増してきているのがわかるが、地図で見てもダラーッと広がっていていくら歩いても高度計の数字はもういいよとは言ってくれない。気温が下がって来ているので、かんじきに雪が張り付き、ストックでたたいてやらないと取れない。これが疲れてきた足にはまるで足かせを付けて歩いているようで辛い!!
展望が良くなってきて背丈くらいのシラビソの中をこれでもかと行くと、やっと奥の奥に頂上が・・・皆さんより少し遅れて到着!

オオシラビソ

まだかなあ・・・

頂上

      
本によるとこの山の由来は猿の遊び場にふさわしいなだらかで広い山頂にあると書かれている。今年は雪が少ないが、昨年のように大雪だと所々シラビソの頭が顔を出す大雪原になってしまうのでしょう。新雪があり本当に広い綺麗な所です。
360度の展望を得られるが、今日は残念なことに少し雲があり、白山は手前に大きく三方崩岳を配して大きな山塊は見て取れるが頂上付近は顔をだしてくれなかった。
北アルプスも良く見えるらしいから残念だ!
ミズバショウで有名な籾糠山はすぐ下に見える。
さすが風は冷たく、遅れていた4名の方が途中で昼食を待っているからと我々8名は記念写真を撮ってすぐ下山開始。
12時半過ぎてしまっているのでお腹もすいているが、最後にゆっくり景色を眺めながら降りることにした。
笈ヶ岳から大笠山〜奈良岳〜赤摩木古山〜と続く山並み。
白山などもいつも見ている方角と全く逆から見ている事になる。少し下ったところでその白山方面を眺めながら皆さん昼食を始めておられた。とにかく長い行程を帰るためには食べなくては・・・

笈〜大笠方面

籾糠山

さあ!ランチ地点まで降りよう

全員でポーズ!
山スキーの方々も帰雲山で引き返した方々以外、食事をすませて頂上めざして行かれた。私達も長居は出来ない、記念写真を撮って下山開始。今度は帰雲山はトラバースしてどんどん一気に下り、広い谷を下り、林道はショートカットを繰り返し車まで無事到着。先に着いていた山スキーの方々が頂上めざしていた組を待っていらした。私達が追いつかれた事は無く、藪の出た所で手間取っていらっしゃるのだろう。
急登も危険な箇所も無く体力さえあれば登れる山です。
私には長い行程だったが何とかご迷惑をかけず降りてこられて、チャムラン山の会の方々には感謝!感謝!
写真も送っていただきこのページにもつかわさせて頂いた。
思ってもいない山に来られて充実した一日でした。
帰りはサービスエリアで休みながらゆっくり帰福。
日中で少し休憩入れれば2時間も見れば十分でしょう。
もしお風呂に入るなら白川郷から高速に乗って城端サービスエリアに入ると桜ヶ池クアガーデンと言う施設があり、温泉もあるそうです。

帰雲山辺りから振り返って。奥の奥にチラッと頂上が

カンジキは降りるのは楽しい♪

萩町が見えてきた!

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