銚子ヶ峰(1.810.4M)

2007.5.8 晴れ 8名

福井(5:35)…登山口(7:30)…大杉(7:36)…避難小屋(9:08)…頂上(10:05)
   頂上(11:50)…避難小屋(12:25)…                 休憩時間を含みます

           

毎年自由にならないG・Wも終わった。皆さんあちこち思い切り山を楽しまれた様子・・・。仲間の中では鈴鹿山脈を一泊で行った方々、群馬県まで足を伸ばし二泊三日で楽しんで来られた方もおり、只ただうらやましく聞くのみ(^_^;) ページを見ても春山のスキーなど満足感が伝わってくる。今日は好天、別山の予定だったらしいが、病の後という人がいると言う事で銚子に決定。
朝5時半集合、もうすっかり朝日は顔を出してまぶしい!
近年工事中で不通時が多い和泉〜石徹白線が通れるので助かる。里山はすっかり青葉になってしまったが、和泉から石徹白辺りはまだ新緑で、春のこの芽吹きの柔らかいうす緑は何とも言えない美しさです。白山中居神社から澄み切った水の石徹白川に沿ってしばらく・・・、広い駐車場とトイレなど完備のある登山口に到着。先客か車は一台だけ。支度をして7:30頃ウグイスの鳴き声に送られてスタートして、まず420段の石の階段を登り、県指定天然記念物に指定されている大杉を通過。ザゼンソウが咲いていた。酔い止めの薬を飲むのが遅かったのか少しおかしいが、我慢しているうちに何とか正常に戻り一安心(~_~;)。何でも食べれて、どこでも寝れて、車にも舟にも酔わず、高度も関係ないそんな身体に私はなりたい!

駐車場の東屋と登山口と奥にトイレ

    

     

避難小屋と銚子ヶ峰(母御石)
登山道脇にはショウジョウバカマが見頃、あとはバイカオウレンの白い可憐な花とほんの少しミヤマカタバミとイワナシを見たのみでした。とにかく暑くて風が無い!ただ、この山は急坂とだらだらした道が交互に続くの楽ではあります。
左手の木々の間には満開のタムシバが見頃、その間から残雪のまだら模様の衣装の野伏から願教寺山に続く峰峰がかいま見え、これから先の展望が楽しみになります。
おたけり坂を上がりしばらく行くと赤い屋根の神鳩ノ宮避難小屋に到着、ここでしばらく休憩。雲ひとつ無くてこれから行く銚子ヶ峰の姿もハッキリと姿を現しています。登山道に残雪が多くなりますが、丁度良い固さでアイゼンなどは必要無し。
でも、もしもの事を考えて男性陣はピッケルを持参してくれています。美女軍団のために、固い所があればピッケルで切って足場を確保してくれると言ういつもやさしい方々なのです。
この辺りブナもダケカンバも芽吹きはまだ。
何年も前にこの小屋までしか来たことの無い私はここからは初めてで、雪が出てきたのとで嬉しい!何と言っても雪の上は元気が出ます。


別山

母御石(1.748M)と中央銚子ヶ峰
小屋からしばらく行くと一気に展望が開け、今度は別山側も見えてきます。白く輝く雪をまとい、相変らずきりっとした稜線を見せる別山。これから向かう母御石の尾根筋や頂上なども手に取るように見えます。後ろを振り返ると丸山、初河山など岐阜の山々が連なっているがどれかは私には定かでは無い。
母御石は泰朝とその母の伝説がある所です。
大きな岩が尾根の最上部に鎮座していて、ここからは頂上までゆるい稜線で10時過ぎに頂上に到着!
360度の大展望\(^o^)/小白山〜野布ヶ岳〜薙刀山〜日岸山〜よも太郎山〜願教寺山がなだらかな尾根を従えて連なっています。福井県側から見るのと全く違う様相です。
別山は一の峰〜二の峰〜三の峰(打波の頭)と続く稜線の先にそびえていて、いつも福井からは見えない南白山などを右手に従え美しいお姿!!ここから行けたらどんなに素晴らしいだろう。暑いと言ってもさすが山頂は風があるので少し下で宴会開始。すばらしい展望を目の前にどんどん食べ物は出てきて、確か風邪の発熱のあととかで体調が・・・と言っていた人が一番飲んでいるのはどういう事かな?

もうすぐ母御石

母御石

岐阜の山々

頂上まであとちょっと

山頂(左が別山、右が南白山)

野伏から願教寺山まで

一の峰〜別山

どれだけ眺めていても飽きない美しさ・・・
時間と体力があれば三の峰まで足を伸ばせそうな、そんな近くに見える。又、もう少し早い時期で雪が張りついていれば、願教寺山も行けそうな気がしてしまう。3年ほど前福井県側から登った願教寺は急で少し危険な箇所もあったが、こちらからは全く別の顔をしている。避難小屋泊りなら容易なのだろうが、荷物が多くなる・・・、軟弱Yちゃんとしては考える所だ。
飲んでいる人を置いて少し先のももすり岩のある所まで行ってみる。一の峰に続く稜線は雪屁などが落ちて厚くなったところも亀裂が入り崩れ落ちそうな感じになっている。
左下方面はだらーっと広くなっていて、「つなぎぶしのヒノキ」があると言う。今日の下界の温度は27〜8度だと言うのでやはり遠くはもやっていて、福井県側の赤兎、大長、経ヶ岳がわかる程度。野伏ヶ岳の奥にあるのは枇杷倉山だろうか・・・
別山の右側に続く山は南白山というらしいが、福井からはまず見えない。

願教寺山の奥に経ヶ岳、手前に赤兎と大長

ももすり岩より銚子の山頂
11:50下山開始、名残惜しい気分・・・
又、避難小屋で休憩してタムシバのぽっぽっと白く膨らむのを眺めながら降りていきます。下の山々もタムシバの白い花のかたまりがまるで太い筆先で色付けされたように綺麗です。
途中ハプニングがあり、1時間ほど下山が遅れましたが全員無事下の駐車場に着きました。 結局その後はどなたにも会わず我々だけでした。靴を履き替えていると、軽トラにいたおじさんが大杉の写真を全員に配ってくれる。どういう方なのでしょうか?
誰も「はー、有難う」と貰うだけで聞かず終い。
和泉村の九頭竜スキー場のお風呂(300円)に入って帰福。
ここのブナは新緑が綺麗でした。
山菜採りの日々から抜け出せて楽しい一日を皆さん有難う!

    


ももすり岩より

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