雨飾山(1.963M)

2004.10.18   晴れ  10名

駐車場(6:00)・・・荒管沢(7:20)・・・笹平(8:40)・・・頂上(9:10)(10:30)・・・荒管沢(11:35)(12:00)・・・駐車場(13:10) 
                                 (休憩時間を含む)

10/17の夕方18:30に集合、途中丸岡で1名拾い19時過ぎ丸岡インターを糸魚川に向け出発。
不良中年10名の大ハイキングが始まりました。小谷温泉を過ぎ駐車場には22時過ぎに到着。
すでに10台くらいの車が停まっていて中でお休みの様子。2台の車の間に小さなテント3張り
下戸組はさっさと車の中で休みましたが、他の連中はテントの中で酒盛り・・・好きなんだなあ・・
空には満天の星、約1.000Mあるので冷え込み翌朝は霜がおりていました。仕度をしていると
次から次へと車が入ってきて出かける時には20台あまり。平日なのにさすが100名山です。

昨夜は久しぶりに見る星空に感激して、寒い中しばらく見いっていました。
きっといい天気になるだろうと下戸組はすぐに車の中に入り、寝袋にもぐりこみました。外のテントではYさん,Tさんの誕生日を祝ってワインの乾杯に始まりしばらく賑やかなことでした。私とKちゃんは朝までぐっすり。5時に起床しおにぎりやお雑煮を食べて仕度、6:00駐車場奥の森林管理署の看板の右から登山道をめざしました。
霜で白くなっています。
しばらく林道を下っていくと、大海川沿いの整備された平らな木道になり、綺麗な水の小川にはイワナが元気良く泳いでいます。左手に小さな滝も見え、目覚めを促してくれるようです。
この辺りは春はミズバショウが咲くようで名残がみられます。そのうち本格的に登山道になり、色づいたブナなどの森の中を進んで行きます。少し広くなった場所に標識があり、荒管沢に30分、山頂に120分と出ています。
400Mごとに「/11」と小谷村の標識が出ていてペース配分に役立ちます。
沢山の人が休んでいる荒管沢にはぐーんと一旦下ります。「6/11」の地点で、ここからは今から目指す雨飾山が一望に出来、手前の布団菱と呼ばれるスラブ帯、周りの紅葉、青空、皆さん写真を撮ったり、冷たい水を飲んだり思い思いに休憩した後は急な登りが待っています。平日にもかかわらず、人出があり驚きました。土日はすごかったらしいです。
ゴロゴロと岩があったり、木の根が張り出している歩きにくい道が続きます。
3日ほど前に降った雪がまだ斜面に残っていて紅葉とのコントラストが美しく、山を彩っています。今年は地方によっては全く紅葉の綺麗なのが見られず、猛暑のせいか、台風のせいかわかりませんが、ここも今ひとつだと雨飾山荘の方が言っておられました。上はもう雪のせいで遅いのでしょう。そのうち振り返ると焼山や妙高山が見えてきます。
樹林帯を抜け秋の日差しを受けて一歩一歩前へ・・・ビールが待っている元気組さん達には先に行ってもらい、他の半分はゆっくり前のグループに付いて行きます。ここからはすれ違いもままならず、土日などは大渋滞になるとか。
百名山となると人気が違うらしい。これは山にとってありがた迷惑でもあって、人間の勝手さゆえに自然破壊は進む。何だかだ言っても我々もその仲間、ルールは守って気をつけましょう。
笹平手前のガレ場にはやがて短いはしごがいくつか現れ、前行く中年組は進みがのろく、やはり追いこして進む。でもゆっくりで身体は楽チンだったから文句は無いが・・・私はこういった登りだと皆順番待ちでペースが落ちるので、非常に楽なのです。だからはしごも岩(普通の)も嫌いではない。はるか下には先ほどの荒管沢が見えます。ここは夏は雪渓が長く残っているそうです。Yさんは残雪時にここを山スキーで滑降するそうで、実際は非常に急なんです。
笹平に出ると風も心地よく、視界ももっと開けて、振り返ると焼山・火打など大きく見えてきます。夏なら沢山の高山植物を楽しめる場所でしょう。
緩やかなアップダウンを繰り返し進むと梶山分岐の標識に出ます。ここは新潟県側の雨飾温泉からの梶山新道の分岐です。頂上から降りてきて間違う人もいるとか。小谷側へは少し登り返しになります。目の前は双耳峰の頂上がそびえています。最後の「11/11」のうえは
360度の展望が待っていました。
今歩いてきた笹平の緑がビロードの様に光っています。右の写真は煙の無い焼山と8月に登った火打山。先行の仲間はもう宴会を始めており、風も柔らかく気持ちよい昼食タイムです。次から次と登山客は続き、人気の程がわかります。頂上はせまく南峰に三角点と触ると倒れかかる標柱があり、北峰にはいくつかの石仏と祠がありました。糸魚川の町の向こうは日本海がかすんで見え、方向を変えると
あこがれの白馬連峰が連なって見えます。あれが朝日・雪倉・白馬本峰、唐松、五竜、鹿島槍・爺ヶ岳・・と続き遠く槍ヶ岳から穂高連峰等など・・・近くには天狗原山と金山、etc.etc.
きっと登山者は自分が登った山を眺めて喜びにひたり、登っていない山には挑戦したいという気持ちを強くする時間ではないでしょうか。私など槍のツンとした姿を見るたびに、フフフ・・と超初心者の喜び方で嬉しくなっています。
写真待ち
 北アルプス方面
少し霞んでいましたが、こういう方向からの見方が出来たのは初めてだったので楽しいひとときでした。
名残惜しいけれど10:30下山開始。
笹平を過ぎると下の紅葉が強くなった日の光のせいか、綺麗に見えてきます。荒管沢で後の人たちを待ち又元気に下山、最後まで良い天気で有難うと言いたい気持ち。ブナの林はいつ見ても感動する。全くお花は残っていませんでした。駐車場には1:10に到着。テントで村の産物が売られていました。下の雨飾山荘のお風呂300円也に入って帰宅。
楽しい山行に感謝感謝!!
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