荒島岳(1.523.5M)

2005.3.7 曇りのち晴れ 10名
勝原スキー場(7:45)・・・リフト終点登山口(8:30)・・・モチガ壁下(10:00)・・・頂上(11:00)
頂上(12:35)・・・駐車場(14:10)             {休憩を含みます}

1ヶ月ぶりに山の会に参加。希望の所に連れて行ってくれると言うので、Jちゃんと相談の結果、やはり雪のある間に一度は荒島だろうと決めたのだが、もうリフトが動いていないよと言われ「ガーン!!」とショック。もう一つの希望であるモッカ谷〜縫ヶ原山はどういうわけか候補に入っていない。
一番スキー場のゲレンデを歩くのが嫌なのです。
日の出が早くなり、もう暗いうちに家を出なくて良くなり助かる。
今日は朝から冷え込み(大野市‐6℃)、予報でも好天なので6:30に集合して勝原スキー場の駐車場に到着。
車はまだ1台のみでアイゼンをつけた男性お一人我々の前を行かれる。斜面は締まっていて歩きやすいが滑りやすい所もあり、つけたほうが良かったかもしれない。
週末の好天できっと沢山の県内外の登山客で賑わった事でしょう。リフトは二月いっぱいで終了したらしい。
40分あまりでやっとリフト終点に着き、登山道に入る。
しっかりとトレースがあり踏み固められていてかんじきはいらず、つぼ足で十分OK。

リフトは動いていない

この辺りではまだ青空

登山道に入る

ブナの新芽がほんの少し膨らみ始めて・・・

小荒島岳
下のほうの多きなブナ辺りは根開きが始まり、葉の新芽が少し膨らんできたようで、春が近づいてきている事を感じさせる。
ところがそのうちピカピカの晴れのはずが、なんか曇ってきてどうして?と言う感じ。風はまだ冷たく皆鼻水じゅるじゅる・・・・
シャクナゲ平の手前でアイゼンを着ける事にしたのだが、1年ぶりで忘れてしまい先輩に聞きながら、ああでもない、こうでもないと手間取り、一夜漬けの勉強?をしてこなかったこと反省!
時間がかかってしまったが、何とか装着してシャクナゲ平へは寄らず、左側をトラバースしてもちが壁に着く。
思っていたより凍っていなくて案外軽く通過。
尾根に出ると風は強くなり、白山などの展望が素晴らしくなるはずが、残念なことに半分上は雲がかかり見えない。

もちが壁

曇ってきて残念!

モンスターのなごり

先行くメンバー
曇ってきてすっきりとした写真が撮れずとても残念!
昨年2月19日に登った時は綺麗でした。
その時々の天候、気温、雪の状態などで違う顔を見せてくれます。今回は新雪がのって風紋などもあまり少なく、トレースは風で消されかけているものの歩きやすい状態でした。
荒々しい雪の景色を望めば足元は危険だし、登りやすければ風紋やえびのしっぽ状態の張り付いた雪景色は見れない。
遅めの3人は休憩してお饅頭食べたり、写真を撮ったりしながらマイペースであとを追います。
先に歩いていた男性は上は寒くてゆっくり出来ないのか、もう降りてこられました。11時ジャストに少し遅れて頂上に到着。
祠の屋根がほんの少し覗きかけているだけで、何にもない真っ白の頂上は360度の展望を欲しいままに出来るのだが、今日はスキッとは見えない。風が寒いのでセッピの下に降りて宴会を始めました。相変わらずの賑やかなお食事会?飲み会?で、次から次から焼いたり煮たり美味しいものが出てきて、身体も温まります。

縫ヶ原方面

冬場だけ行ける頂上より先南側

宴会場

橋架谷側・・・ここを滑り降りる人がいるなんて!

これより先はせっぴも張り出し危険?

皆が待っているので帰りましょう

木無山

リーダーと頂上
12時半を過ぎたので下山開始。この頃から青空が見え始め明るくなってくる。日焼けしなくて良かったと思えばいいのでしょうが、もう少し早く回復して欲しかった!宴会中に男性一人、下山中に4〜5人のパーティ、今日は合計でも20名にも満たない少ない登山客でした。右側の橋架谷は山スキーをする人には絶好のポイントらしいですが、どう見ても急斜面。怖さをスリルと感じる人達を羨ましく思う、まるで度胸無しのYちゃんです。

降りるときも危険な所は無く、どんどん天候が良くなって青空に光る景色を眺めながら、快調に。はあはあ言って登った所も、下りは早い早い!壁の下でアイゼンをはずす。
気温が上がってきたのでしょう、風はほんの少し冷たさが緩み、春はそこまで来ています。

シャクナゲ平と小荒島岳

やっと青空が

こんなに降りてきてしまった・・・

ブナ林
最後、スキー場はシリセードできゃあきゃあ言いながら降りて、駐車場にめでたく到着!全員お尻が濡れている・・・
冷たいと言いながら「あっ宝んど」(600円也)にむけ出発。
この頃にはすっかり晴れて山々もくっきり美しく、越前甲や経ヶ岳、銀杏峰・部子山など奥越の山々が白く輝いていました。
ぽっかり春の雲が浮かんで先ほどのくもりはどうしたことでしょう。リフトは使えなかったけど、こうして荒島の姿を眺めていると、やはり自分の足で登った方が納得がいくなあと感じました。
これからいくつ残雪の山々に登れる事でしょうか。
冬大好きのYちゃん、どうぞチャンスが多くありますよう!!

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