銀杏峰(1.440.7M)
2004.5.24   7名 晴れ

山の会の登山参加は1ヶ月半以上ぶり。
このところの雨で久しぶりの好天に皆元気に6時に集合。早く帰らねばならない人がいるので、近くの銀杏峰に登る。今までの小さな鳥居がある登山口よりまだ林道が伸びているので、15分ほどショートカットして上の登山口からスタート。登山者用の駐車場スペースも設けられている。
林道から上がるとすぐ鉱山跡、そこからしばらく急登が続く。
2年前は8月末に登っているから、嫌に急な登りばかりの山だなと言う印象だった。美しい緑とミツバツツジなどの間を行くと、白山連峰が見え始め、右手にはすぐ部子山、下には大野市外などが望める。
根曲がりだけを探しながら行くと、カタクリの花がまだ咲いている。稜線に出て笹と潅木の間を行くと視界は開け、青空と展望に初めてのkちゃん「良い山だ!」と喜んでくれる。
左は部子山。頂上が見える高原のような広い稜線を行くと360度の展望で、あれが姥、能郷・・・・と確認作業が続く。山は見る角度によって、?と思うほど違って見えることがある。後方に見えた飯降山、右手前方に現れてきた荒島岳なども、いつもの形と違って見えて面白い。
極楽平の湿地にはまだ花をつけていないコバイケイソウの群落と花を付け出したサンカヨウ、足元にはまだザゼンソウまで見られる。
他にチゴユリ、キクザキイチゲ、チゴユリ、ミヤマカタバミ、ショウジョウバカマ・・・・などが登山道の脇にあり、楽しませてくれました。しかし、高山植物を植栽すると言う立て看板にはどうして?と思ってしまう。自然のままが一番ではないでしょうか。(これについては銀杏峰を愛する会の岡田氏からご指摘があり、登山道整備の際にどうしても動かさざるを得ないものだけ植栽したとのこと、ロープは盗掘を防ぐために仕方なくだそうです。)
頂上の祠。約1時間半で到着。上にはかなり年配の男性一人が先に着いていらした。どうみても70歳を越えていらっしゃるが足はおじょうぶと見えて早かった。私達もあの年齢までああやって山に来れるだろうか・・・
もう少し先の小さな広場まで下って宴会をすることにして、しばらく行くと、イチイと思われる老木の下に可愛いお地蔵さん一体。これは何を祭ってか・・・、またはこの老木の為か、とにかく手を合わせて通る。
右はサンカヨウ
大野市が眼下に広がり、白山、別山が良く見える場所で宴会開始、と言ってもまだ10時になるかという時間でしたが、不思議にもお腹にはいくらでも入る。途中で採ったネマガリダケもそのまま焼いて、お味噌を付けて食べると美味しい!かくして山で太って帰るという我々の会なのでした。
少し霞んでいたのでそのうちと思っていたら、余計に白山辺りの上空に雲がかかり、
白山方面の写真を撮らずじまいになってしまった。今日初め参加のGさん、残念ながら早めにご帰還とあって十分に飲めず、途中で下山の時間。「気をつけてねー」とお別れ。我々もその後しばらくで下山開始。お土産用に少しだけネマガリダケを採って、約1時間程で車の所に。あっ宝ンドのお風呂に入って帰りました。 新しく出来た、憩いの森から登るコースは昨年秋メンバーが来ていますが、刈られた笹や潅木のあとが足元を邪魔していて滑りやすく、時間がかかるとのことで約3時間ほど。上の広場からその路が続いていましたが、なるほどと納得。冬には良いコースなので、次回は残雪期に是非来て見たいものです。
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