福井豪雨災害ボランティア

2004.7.30 晴れ時々曇り   2名


県立図書館の奥の方の駐車場から1時間おきに一乗行きのバスが出ています。
駅裏からでは車も置けないし、ここからなら簡単に参加しやすいと思いました。
バスが蛍で有名な安波賀町に近づくと、被害を受けた様子がわかり、川が荒れてしまっています。
越美北線の鉄橋が流されたところを過ぎ、朝倉遺跡資料館の前を通るとここも被害を受けた様子。
1週間を過ぎて、かなり当時の様子とは違い綺麗になっていると思いますが、至る所爪あとは生々しく、
本当にひどかったんだなあと胸が痛む思いです。
朝倉遺跡には沢山のボランティアが入っていて泥を取り除いている様子、ここは機械を使うわけには行かず、
人海戦術しかないですね。唐門のずっと奥の山がくずれているのがわかります。
一乗小学校もひどいのでしょう、グランドの整備が行なわれていましたが、子供たちが使えるようになるには
まだまだのようです。一乗小学校から道を左にとりすぐ右手にある会館がセンターになっていて、
ボランティアの受け入れ作業が行なわれていました。これも大変な作業で、今日は平日で人数が少ないから
いいようなものの、土日はごった返して混雑することでしょう。
私たちは城戸ノ内町・・朝倉遺跡近くの町内の受け入れ場所に今度はマイクロバスで送ってもらい、そこから10分ほど歩いて一人暮らしのおばあさん宅に7名で行き、庭や畑の汚泥撤去作業をしました。
小さな面積でこれくらいと思いましたが、表面は綺麗に見える土も少し掘るとねずみ色がかった臭いヘドロが出てきて、そこまでは撤去する必要があります。ボランティアがいると疲れている家主の方も休んでいるわけにも行かず、
どちらにしても大変なことです。庭の形がはっきり出てくると嬉しくなり遺跡の発掘作業もこんな風なのでしょうか。
あと4名の応援があり、2時頃にはめどがついたので早めに引き上げることにしました。
2件先の家は取り壊し中、少し高いところにあり、川の水は大丈夫だったろうにと思って聞くと、裏山から土石流が流れ込みもう住めないらしい。床板も何もかも無くて、柱だけにしてしまっている家も多く、住むようになるにはまだまだ・・・
水の力というのは想像を絶するものがあるのですね。センターから先は工事車両、自衛隊車両が多くて、浄教寺町方面の復旧をしているのでしょう。道路は片方にずっと車が停めてあり、確かに個人で車で行くと迷惑のようです。
又、迎えに来てくれてセンターでバスを待ち、図書館まで帰りましたが、小浜から車で駆けつけてきた方、親子で参加の方、又若い男性の姿が多く、私など最高齢?と思うほどで、何かうれしい気持ちでした。
何かやりたい!と思っている若者が多いということを知り、これからの日本まだ捨てたものではないのかなと感じた一日でした。そしてひ弱なYちゃんですが、猫の手よりましだったと言うこと、水分取りすぎでまたまた大きくなったお腹をさすりながらこれくらいでは痩せないなあと苦笑いして終わりました。
被害に遭われた皆さん、どうぞお体気をつけて下さいね。
inserted by FC2 system