白馬岳(2.932M)
蓮華温泉〜白馬大池〜小蓮華山(2.769M)〜白馬岳

2005.8/1〜2   曇りのち晴れ  11名

夏眠中の白馬のお誘い・・・
まだ白馬あたりは栂池自然園とか八方大池辺りの散策しかしたことが無かったので、長い間の願望ではあったけど、夏場の自信の無さに躊躇したが行く事にした。天気予報は日に日に変わり、気象庁は当てにならぬと予想が外れる事を願って、
朝4:30集合して2台のバンに乗り糸魚川にむけ高速に入る。
昨年は右ハンドルの外車のキャンピング・カーだったのが、今年は左ハンドルの外車のバンに替えたひよこさん。
息子さんのイケメン君も参加して賑やかに蓮華温泉(1.475M)に。ところがここに到達する路は長く急カーブの連続、もしかして酔うかもと心配する中、やっと駐車場に到着。
平日とあって楽に車を停められる。上の温泉の前では団体さんが説明を受けている様子。8:15温泉の横に回りこんで登山道に入って行く。しばらく行くと左手反対側斜面に硫黄の臭いと黄金露天風呂というのが見える。ここには他にも何箇所か露天風呂があるらしい。
歩き始めてすぐにやはり胸が悪くなりだし、休みがちになり歩く速度も遅くなりだす。樹林帯の中をひたすら行くと、天狗の庭と言う所に出る。シャジン系の花など多く咲いていて、谷の反対側には朝日岳に向かう尾根などが長く延びているのが見える。
吐きそうになる気分と言うのは夏場いつもの事で、これまでは何とかクリアしてきた。けれども今回はどういうわけか、気力も無くなりそうでこの先ずっと長いのにまずいと思い始めた。
予定より少し送れやっとのことで白馬大池(2.380M)に着く。(11:30)樹林帯から一気に平原に出た感じで、辺り中チングルマの群生。小屋の前では沢山の人が休憩している。
私はここに留まろう!と決めた。仲間はザックを持ってあげる、しまいには一人では寂しいだろうから泊まってあげると言う人まであったが、迷惑かけてまでやる事ではない。
一人でこの辺り散策しているからと、小屋に宿泊の手続きをしてしまい、先に出発してもらう。とにかく横になりたかった。
1時間ほど休憩して、食欲は無いが少しでもと果物など食べて池の周りを散策する事にした。

チングルマ

ハクサンイチゲ
ガスってきたり、日が差したり、池の奥はガスではっきりしないがかなり大きい。サンショウウオを見たよ、雷鳥がいたよと言う声に誘われて池の近くに行ってみる。
どこを歩いてもチングルマとイワイチョウ、その間にハクサンイチゲ・コイワカガミ・その他沢山で素晴らしいのだが気は晴れない。小屋の前の平原と言うか湿原もハクサンコザクラのピンクも混じってきれいで、これだけのチングルマの群生をみたのは初めてだ。小屋に戻り又休んで、明日の天候はわからないから少し上に歩いてみようと、カメラと上着だけ持って歩き出してみた。
登山道脇も花花で、胸がわるいのを休んでは抑えながら、雷鳥坂を30分ほどまで行って見た。途中なんとコマクサがあり、場所によっては瓦礫で囲われて保護されていた。
どうしてこんな荒地に咲けるんだろうかといつも不思議に思ってしまう。するとクークーと鳴き声がする。もしかしてと草原を見ると雷鳥の親子が草や花をついばんでいる。
そーっと近づき座って長い間眺めていた。可愛い顔して親は終始ひな鳥に気を配っているのがわかる。

コマクサ ( ピンボケばかりで残念)

雷鳥の親子

雷鳥坂 8/1夕刻
どんどんガスがかかってきて、今頃皆はどの辺りだろうか、小屋に到達したころだろうかと眺めていたが、仕方なく降りることにした。平日だがテントの数も増えていて宿泊客も栂池方面から沢山来ている模様。部屋に戻ると3名がおふとん敷き詰めて休んでいらした。二人は雪渓を登り白馬山荘に2泊もしてカメラ三昧してきたそうな、もう一人は同じく蓮華からで上に行くつもりが私と同じでここに泊まる事にして、明日頂上に向かうらしい。
同じような人が沢山いるらしく、池のそばでお話したご夫婦も蓮華温泉で一泊、ここで一泊になってしまったと話されていた。
いつものことで睡眠薬無しではぐっすり眠れず、頭痛はするし眠いけど頭の奥で寝ていない感じのまま、朝を迎える。
星は一つしか見えないが降る感じではない。
4時過ぎ何人か動き出したので、私もそーっとフリースを着て合羽と朝食用のパンや果物、飲み物だけ持って薄暗い中、小屋を出た。お月様がまだ光っている。すぐに吐きそうになり、未だ全く治っていない。胃の薬など飲んだのだが効果なし。
休み休み行くと空が明るくなりだして、ご来光が期待できるかなと思っていると、東の空から5時前にお日様が・・・

白みかかった大池あたり

少し雲があってスッキリとは行かないが・・・

小蓮華山までの稜線
皆はきっと飲みすぎて二日酔い状態で日の出を見ているに違いない。村営宿舎の方に泊まると言っていた。
すっかり日があがり、朝日・雪倉方面の山々も明るくなってきた。お天気はよくなりそう、私も休み休みながら小蓮華山に近づく。白馬の山々、鹿島槍、五竜・唐松などの山々がすっきりと見え始め、下には栂池の自然園が広がっている。
八方尾根が手に取るように見え、スキー場からゴンドラまでわかる。お花も次から次と多くなり、杓子岳か鑓ヶ岳の間から剣岳が見えてるように思って尋ねるが良くわからない。
そのうちそれまで重なって見えていなかった白馬岳が顔を出す。ふ〜んあそこまでか・・・やはり昨日は無理だったなと納得。
どんどん気温が上がってくる。小蓮華岳に着くと大池から上がってくる人、白馬岳から降りてきた人達が朝食のお弁当を広げだす。大きな剣をかたどったようなオブジェが頂上付近にささっている。白馬大雪渓も見え、今頃登っている人も多いだろう。
本当に人気の山々なんだろう、途切れることのない登山客。
きっとこの中には1年に数回も登らない人もいるだろうし、年配の方も多い。だけど皆さんちゃんと登っていかれる・・・どうして私は駄目なんだろうと悲しくなってくる。

杓子・鑓・唐松・五竜・鹿島槍方面

雪倉・朝日岳方面

日本海は見えなかった

白馬岳への稜線とオブジェ

槍ヶ岳が奥にうっすらと
登山計画書では7時25分頃に小蓮華山につく事になっているが変更して少し下の村営宿舎の方に泊まったので時間がかかっているのかもしれない。どんどん降りてくる人の姿が多くなり、目をこらして見ていたが45分になってもまだ遠くにもそれらしき10名の姿は無いので、先に降りて荷物を整えて待つことにした。
途中で同じ部屋だったご婦人と会い、又胃薬を頂戴した。
ご主人は朝日・雪倉と縦走して今日、白馬岳で落ち合う事になっているらしい。同じ趣味というのがうらやましい!
降りるときは少々吐き気があろうがかまわない。
昨日と変わってすっきりと展望は良く、ところところ三脚を広げて写真を撮る方が多い。私は今回力が入らず(入れてもいつも同じピンボケかな?)、帰ってみるとボケた写真の多い事。
100枚くらいしか撮らなかったので、役に立たないのも多い。
今日は池が全部きれいに見えて、きっと頂上を上り終え、軽い疲労と満足感に浸りながら降りてきた人には美しい眺めだろう。

コバイケイソウと白馬岳

ミヤマダイコンソウと雪倉・朝日

チングルマの花穂と大池

白馬大池がちかくなる
青空を映し出し、昨日とは全く違った表情の池・・・
小屋の前は相変わらず休憩を取る人などで賑わっている。
予定より30分あまり遅れて全員揃う。みな充実した顔をしている。天候が良くてよかった!北アルプスは初めての人もいて満足な山行となっただろう。9:50蓮華温泉に向けて出発、2時間で下の駐車場に着き、男性4名は露天風呂に、あとの7名は800円也の内風呂に入り帰福。お疲れ様でした。
私だけ心地よい疲れも無く、不完全燃焼のまま、顔だけ元気に皆と別れをつげ自宅に。今こうして写真を眺めていると今年の夏が終わったような気がする。
        これから長い長い夏眠に入ります。
                              Yちゃん
 G氏提供の白馬岳からの写真

朝焼けの立山三山と剣岳

小屋から山頂に向かうところ 杓子岳と鑓ヶ岳

白馬岳山頂

山頂を振り返って
 出会った花たち

ヒメシャジン(天狗の庭あたり)

タテヤマリンドウ(大池周辺)

ヒメミヤマコゴメグサ?

アオノツガザクラ

ハクサンコザクラ

イワニガナ

イワギキョウ

ウサギギク

イワツメグサ

ウメバチソウ

トモエシオガマ

イブキジャコウソウ

ウラジロタデ?

ミヤマアズマギク

ミヤマアキノキリンソウ、タカネウスユキソウ、ミヤマダイコンソウ

ミヤマダイモンジソウ

コバノイチヤクソウ

ハクサンシャクナゲ
この他、コイワカガミ・ミヤマキンバイ・ツガザクラ・ハクサンフウロ・マルバタケブキ・リンネソウ・ヨツバシオガマ・イワイチョウ・ハクサンオミナエシ・モミジカラマツ・ゴゼンタチバナ・ミヤマセンキュウ・ツマトリソウ・ヨツバヒヨドリ・オオバミゾホオズキ・カニコウモリ・タマガワホトトギス・シナノオトギリ・マイズルソウ・etc

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