平家岳(1.441.5M)
2004.9.13  曇り  8名

駐車位置(7:55)−分岐(8:50)-最初の鉄塔(9:25)-井岸山(10:35)-平家岳(10:45)
(休憩時間を含む)

山の仲間との山行は約1ヶ月と10日ぶり、いろいろあったがやっと参加できて緊張気味。長い工程の山だから大丈夫かなと不安顔・・・
6時に集合して和泉村から九頭竜湖に向かい、箱ヶ瀬橋を渡りすぐ右折して進み、面谷橋を渡り、今度は左折してがたがた道を面谷川に沿って行きます。
しばらくすると鉱山跡が見えてきて、ボタ山が崩れてきそうな雰囲気。
もう少し行くと広くなった場所がありそこに車を停める。昨年はもう少し手前までしか入れず墓が流されて荒れていたらしいが、今回は綺麗になっていた。
お天気が良いはずなのに、雨がぽつりと来そうな中仕度をととのえ出発。
しばらく行くと登山口の看板があり、そこから少し行くと前には橋があったらしい沢を渡りいよいよ本格的な登りになる。しばらくは急登が続き、日が照らない分少しはありがたいが湿気は十分で汗の出る事!余裕のある皆さんはきのこが無いか探している。
車を停めたところから50分ほどで巨大な檜のある所に着く。ここからはゆるやかになり、5分ほどで伊勢橋からの鉄塔巡視路との分岐に出る。ミズナラの木が多く、いつもの山のようにブナ林が目立って現れるという事は無かった。少し下って山腹をまくように進み、ジグザグと高度を上げていくと最初の鉄塔に到着。ここから少しずつ展望が得られるはずがガスがかかってきて何も見えない。ツツジやウルシの葉が少し紅葉しかかっている。シャクナゲも多く見られることから
春はいいのでしょうね。花も終わっていてわずかにホツツジやアキノキリンソウが残っている。
第2番目から3番目の鉄塔の間にはリンドウが満開で、こんなに多く咲いているとこは見たこと無いので、嬉しくなってしまった。ここで一句詠まなくてはいけない。和楽路の戯れ句会では句の会長の元に携帯メールで山行の後には沢山句が寄せられます。それを1ヶ月ごとにコメントをつけてプリントして配布してくださるので楽しみなのです。
小さなアップダウンを繰り返しながら行くと荷暮コースの標識があり、少し先に広くなった場所がありこれは荷下ろしのためのヘリポートだったらしいです。
左に伸びる巡視路と別れどんどんと下り井岸山へ登り返す。本当は長く長く続く巡視路や尾根道、目の前には平家岳が見えるはずが、何も見えなくて皆の言う事は、「良かったよ、見えたらYちゃん登り返すの嫌だから橋かけろとかブーたれるから」ですって。
雨も降り出さず、ブーたれる事も無く、井岸山を通過し、少し下り登り返し10分ほどで頂上に到着!本来なら岐阜県側も天気が良ければ御岳も何もかも見えるはずが残念!!
こうなれば宴会しかない。途中キノコは食べられそうなのはあまり無かったのでここで誰かのマツタケ(北朝鮮産)が登場した。焼いて醤油とゆずを回し掛け美味しい!でもじゃりっとしたのは北朝鮮の土?
下山しかけたら少し天気が持ち直してきて山容が現れてきた。左は井岸山からの下り、右の写真が井岸と平家岳。
季節が6月から7月ならきっとササユリやニッコウキスゲなどが咲いているのでしょう。
平家と名前がつくからには昔、平家の落人が住んでいたのだろうか?
それにしてもこんなに奥まった所まで・・・とどうやって暮らしたのでしょう。
どんどん下るにつれ日がさしてきて、リンドウも開いてくれている。本当に色も綺麗だし可愛い。ツルリンドウの小さいのが時々まじってつぼみをつけている。ぼーっと行く手に部子山と銀杏峰がかすんで見えましたが、あとは樹林帯に入りひたすら下る事頂上から2時間ほど。
沢の水で汗をぬぐい、車でしばらく林道を戻っていると、イノシシの親子が散歩中であわてて藪に入ってしまったが、子供は4〜5匹いてこのようにしっかり見たのは初めてでした。ずっと山で暮らしていなさいね。 面谷橋手前辺りでがけ下で見た鹿の遺体が帰りには無かったのは、営林署の方が始末したからだろうと言う事でした。何にしても生きていくのは大変だ。
今日は私のために初めてのこの山を選んでくださって感謝!!
九頭龍スキー場のお風呂に入って帰宅。元気に帰ってこれて嬉しい一日でした。
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