伊知地山(811.8M)プラス1箇所
曇りのち晴れ  9名

  今日は最初から登山目的でなく、キノコでもあったら採りながら・・・という感じで集まる。
  6時30分に集合して勝山方面に向かい、岩屋観音を抜けみつまた山の登山口を出発。
  サブザックを持った人以外は何も持たず(と、言いつつ全員しっかりキノコを入れる袋は忘れていない)、
  ひたすら急登を上へ上へとめざす。稜線に出るまで1時間くらいなのだが、アキレス腱が伸びっぱなし。
  ここは普段の年でも熊が多いと聞くが、いつもの通りうるさい我々、怖い事は何も無い。
  モミジが真っ赤で尾根の両側、特に左側に多くて思いがけず晩秋の一日に色を添えてくれ、急な道もあまり
  苦にならない。ただ夜中まで降った後なので、非常に滑る。急登が終わりかけた頃から、キノコの出そうな
  感じになってくるのだが、残念な事に今年は先を越されたと見え、採った跡ばかり・・・
  リーダーはあせりぎみ! でも神は見捨てず?ではないけど、昨年と違う場所で少し発見して、皆さん大盛り上がり。
  リーダー持参の伸縮するさおの先に鎌を付けた道具が役に立ち、下で受ける私たちの頭の上にキノコはバラバラと
  降ってきて実に楽しく拾う私たちがいました。伊知地山までで引き返し、もう1箇所行くというので滑る滑る!と
  言いながら下山開始。だんだん日が差してきて紅葉は美しく、これはおまけのようで嬉しかった。

登山口

滑る!滑る!

ぶなの木にヤドリギ

ほとんど採られていました
みつまた山は1時間程の急登を終えると、ずっと稜線を1時間半近くただ歩くだけで、展望もあまり良くなくて人気も今ひとつの様に見受けられますが、この時期は落ち葉の上を紅葉を見ながら、又、灰色の幹のブナがとても美しく葉を落としても尚
目をひきつける魅力があり、案外楽しめる山かもしれません。
ここを後に、私たちは次の目的地に向け車を走らせ、次の林道に入ったのです。
林道脇からショートカットし、頂上で宴会する予定で、今度はザックをかつぎ30分の行程を歩き始めたら、なんと!期待していなかったのにまずクリタケ、そのうち見事なナメコが現れ、興奮して袋一杯にしました。
何と人間は餌を前に素直に喜ぶ事か・・・山菜を見て採らずにいられないように、足が重いとか何とかサッパリ忘れてしまうのです。というわけで、今日は9人しっかり持って帰るだけ採れて、家族も喜ばせてあげれました。楽しい遠足は明るいうちに終わりました。めでたし、めでたし!

クリタケ

2箇所目で見つけたナメコ

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