越前甲(1.319.6M)

2005.5.16 快晴 11名


5/16

3/14
涼しい朝で、春とは思えないすっきり爽やかに晴れ上がった絶好の登山日和。6時に集合して勝山市野津又の部落を抜けて、「あまごの宿」をもうしばらく行くと、八反滝が見える場所に着きます。もう少し上に登山口がありますが、ここから今日は登る事にして、車は道路右下の広い場所に停めました。
風が強く肌寒いくらいです。
ここから頂上まで2時間半の標識が出ています。
滝の下の谷川を渡り、右手斜面に出て行くのですが、この時節ついつい周りを見回す事が多くて、時間がかかってしまいます。遅れてくるメンバーが3人いるので、そのうち追いつかれるでしょう。送電線の巡視路を歩く形で進んで行きます。
まだ雪解けが終わったばかりで、カタクリが咲いているくらいです。
右へ右へ巻いていく感じで進んでいくと、甲の真下に出ました。今日は本当に春らしくなく、空気が澄み切って湿度も無く景色がすばらしい!!目に青葉ではありませんが、実に美しい青と緑です。そのうち奥太山林道から上がってきた路との合流点辺りで、一人追いついて来てしまいました。速過ぎる!!
雪解けでぬかるんでいる上に崩壊した谷筋などもあり、歩きにくい。考えたらまともに登山道を歩くのは里山以外では今年初めてではないでしょうか。いつも雪の上で気がつかなかったけれど、昨年の豪雨と台風と雪でどこに行っても道は荒れているそうです。思ったより時間がかかって大日峠に到着。
すこし休んでこれからの急登に備えました。

崩壊した登山道

大日峠
路の両脇にはイワウチワが見ごろ・・・
でも、土曜日に見た法恩寺山のより色が薄い。
右の黄色い花はキジムシロ?
あと、沢山のスミレやつぼみをつけたユキザサ、ミヤマカタバミ、
ツツジが少し、オオカメノキが花をつけていました。
ロープが張ってある急登を頑張っていくうちに、後ろを振り返ると白山が視野に入ってきます。

あと少し

残雪と新緑
滝の下の駐車場から2時間15分近くで頂上に出ると360度の展望が待っていました。
この山に登るは10何年ぶり?山に登りたいなと思い始めた頃でただつらかったのを覚えています。その時は展望を楽しむ余裕も無かったのではないでしょうか・・・
今日は小松方面もどこもかしこもすっきり、くっきり!
鈴が岳の下の小屋も、加賀甲の避難小屋も大笠山も笈岳も、もちろんいつもの福井の山々も・・・
風も頂上なのにあまり無くて暖か、遅れたメンバーを少し待ってから乾杯!まだ10時にもなっていないのに昼食タイム。
食べ終わる頃、遅れて出てきたI夫妻が到着。
例によって我々の会のメンバーだけでした。
帰りに男女二人が登ってきましたが、上まで行ったかどうか・・?

中央は加賀甲の避難小屋

大日山

左 経ヶ岳から右の荒島岳

鈴ヶ岳から大日山に至る稜線

白山(頂上から)

白山・別山から右手奥越の山々(少し下ってから撮りました)
用事のあるG氏とYさんと私はお先に失礼とばかりに10時45分くらいに下山開始。ぬかるんだ荒れた箇所でお尻をつかない様に注意しながら分岐まで来て、帰りは林道に出る事にしました。ここも谷は荒れていて、気をつけて進むとしばらくで林道に出ました。あとはただ歩くのみ、下の道路が見えるかと言う頃に、登山口の標識と祠が見えました。
以前登った時はここに降りてきましたが、ひどい草でした。
その時は何も無かったので、今は綺麗になっているのでしょうか?12時頃駐車場に着き、皆さんとお別れしてそれぞれに帰りました。こんなに早い帰りは初めてで、いつも眺めているどか〜んとした山容のこの山に、簡単に来れるようになったと言う感慨を持った一日でした。

キクザキイチゲ

ネコノメソウ

ニリンソウ

??

○○スミレ

奥太山林道

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