桂島山(1.173.3M)

2005.3.21 快晴  14名

前夜の雷と強い雨に心配したが、予報通り晴れ〜の一日となりました。未だ明けきらぬ5:30集合、靄の立ち込める美山町を抜け、勝原スキー場の駐車場で金沢からの3名を待つ。
今日は総勢ナント14名にもなり、普段参加できない普通のお休みのお仕事の方も来られて賑やか♪
和泉村から前坂に向けて左折、和泉スキー場の手前の橋のところで車を止め、仕度にかかる。ここまで来ると前夜の雨は雪混じりだったのでしょう、道路はつるつる。
ここから林道歩きが始まるのだが、雪はモナカ状態なのでかんじきを着けて7:30スタート。沈み具合は10〜15cくらいでまだ歩き安い。空は青く、樹氷・霧氷で木々は白い花が咲いたようで眠い眼もスッキリ!!こういう写真を見せると必ず寒いでしょう!と一番に言われるのだが、歩き始めだけで後は手袋さえ脱ぎたくなるほど、私は暑くなり、雪の無い時期と大して変わらない服装なのです。ただ、風があると耳が冷たいので耳当てだけは欠かせません。耳当て付きの帽子もありますが、私には帽子さえ暑いので日よけの為意外はしたくないほどなのです。
昨日は誰も入っていないか、新雪のため消えているのかわかりませんが、トレースは無くて少し沈みますが、今日は屈強の若者?やおじさんが多くて、私たち女性は前に出なくてもよく、楽チンです。だが、この林道歩きはなかなか嫌なもので、身体を慣らすためにトレーニングだと思えばいいのですが、飽きてしまいます。
35分くらい歩き、二つ目の橋の手前で杉林に取り付きます。
昨夜降ってくれたお陰で、本当に木々が白く光り美しく、誰かに見せたい!と思わずにはいられない。今日欠席のKちゃん、今頃法事で空を眺めてため息だはないでしょうか・・・

2週間前に荒島で見た時より、一段とブナの新芽が赤く大きくなっていて、今年は春が遅いといえども準備は整いつつあります。
かなり急登が続きますが、そのうち雪質も良くなり、尾根に出て眺めが良くなります。振り返ると和泉スキー場のゲレンデが見えて、今日は連休の最後の日、きっと賑わっている事でしょう。
今日は本当に雲ひとつ無く、こんなに青い空もこれからは春霞状態になりもう望めないでしょう。
大きな見事なブナ林を抜けると稜線に出ました。
まだ締まっていて新雪は15〜20Cくらい。
ああ日焼け間違いないなあ・・・と思いつつも、うれしい青さにウキウキ!

雪屁の張り出し

いつもとは違う後ろ側からの経ヶ岳
いよいよ小白山(1.609.2M)がそれこそ白く見え始め、手前は枇杷倉山(1.518M)の手前ピークで、後ろにチラッと見えるのが本峰だろうか。てんでに高度計でもう1.170Mを超えたとか、なんだかだ言いつつもうザックを下ろしかけるのですが、私の高度計はまだ1.135Mくらい。丁度雪屁を降りたところに風がよけられて広い場所があったので、時間は早いのですが宴会開始となってしまいました。
ここまで2時間10分あまり、まだ9時40分過ぎなのです。
今日は山の会の会長がお出まし、福井市の北に位置する町にお住まいながら、自転車で勝山市を抜け、石川県白峰村を抜け、別当出合まで行き、白山を往復して又自転車でアップダウンをものともせず日帰りすると言う猛者ながら、彼はまだ若く子育て中の時で、奥様を十分手伝っている為、山歩きに時間がとれない。
昨年冬、取立山にご一緒した時、あまりに見事な調理と後始末ぶりに三度三度の食事作りに悩む私たちおばさんは感激してしまったのです。そこでYちゃんはシェフの称号をお上げしてそれ以来、呼ぶ時は「Sシェフ」で、ああ!つめの垢でも亭主に煎じて飲ませたいと思ったものです。
今日のメニューはシェフに調理してもらえるとふんで、鶏のつくねと野菜のお鍋用の材料を用意しました。
他の方からはいろんな美味しいものが次から次と回ってきて、しし肉あり、サンチュにのった焼肉あり、おでんあり、マーボー豆腐あり、ふきのとう・のびるの酢味噌和え、その他食べきれない!
桜の味がするお茶まであって、コーヒーよりお茶大好きの私には嬉しい限り。
お腹もいっぱいになった所でまだ時間は11時過ぎ、そこでどう見ても頂上はこの先だろうということで、11:10スタート。
張り出した雪屁に気をつけてしばらく行くと、ばっちり高度計も1.170Mくらい、ブナの疎林の広い場所に出る。南に伸びる尾根もありここに間違いないとのこと。小白山や枇杷倉山に行く中継点にすぎない山なのでしょうか。
本当はここで宴会をするべきだったのですが、まあいいでしょ。このまま戻らず、ぐるりと回って下山しょうということになりました。
先輩たちは地図を眺めていろいろ検討されるが、私にはまだ地図が読めない。

金沢のKさんと雪屁

ここが桂島の頂上

気持ちの良い稜線散歩

小白山と続く白い稜線
ぐるりとUの字を書くように伸びる尾根路を行くが、岐阜県側の山々がますますはっきりと見え、気持ちよい。
奥のほうに岐阜大日、右手に毘沙門岳など。
小白や枇杷倉まで足を伸ばせたらどんなに素晴らしい事でしょう。枇杷倉までは桂島から2時間半はたっぷりかかるそうです。
健脚の方が2月に行った時のお話で私にはもっとでしょう。
そこまで行けば、白山も野伏せも見えて又、別世界の景色となるでしょう。う〜ん欲張ってはいけない。
あまりに気持ちよいコースで、シリセードなどしながらどんどん降りてしまった。方角的には和泉スキー場の方をめがけていて間違いないのだろうが、尾根をどこかで間違ってしまったらしく、急に谷に落ち込む斜面に入ってしまった。
雪は気温が上がってきてしまったために、非常に悪い状態。
このままずるずる行けば谷に落ちかねないので、少し登り返して、結局男性4人は場所を変えて谷に向かい、私たち女性陣と男性2名は、又元の路に引き返すことにしました。
地図で眺めても、非常に急な斜面が待っていることは私でもわかるので、無理は出来ない。

句をひねる?戯れっ句す会長

和泉スキー場

朝登ってきた方角、あそこまで戻る?
下りモードに入っている身体を又登り返す事はつらいが、お天気は良く、時間もあるのでゆっくり無理はせず戻った方が安全。11:30頃に頂上を出て気がついて戻り始めたのが12:50くらいだろうか・・・。結局桂島山の頂上に戻ったのは14:10頃で、やっとスタート地点に帰れたと言う感じ。
先輩が地図でどこで間違ったか確認したそうで、雪屁の張り出しなどあってわかりにくい場所」だったらしいですが、こちらがわに戻り眺めても全く私にはわからない。
宴会した場所を14:30に出て、ますます状態の悪い雪のもとせっせせっせと下りました。林道に出ても足元は悪く、朝の締まり具合からは想像つかないほどゆるんで腐ってしまった雪になっています。携帯で1時間ほど前に車に戻っている4名と連絡もついて一安心。私は15:40くらいに車のところに戻れました。
無理やり降りた男性陣の話では後ろ向きでピッケル使い降りたところもあったそうな。
今回は反省点も多々あったが、全員無事に降りて来れて良かった。つい上天気に緩んでしまったのかもしれない。
私も地図の勉強をしなくてはいけない、反省!!!
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