別当出合〜南竜ヶ馬場〜油坂途中まで

2005.7.9 6名 曇りのち雨

別当出合(7:00)・・・甚の助ヒュッテ(8:45)・・・南竜ヶ馬場(9:45)・・・油坂途中(10:15)
 テントサイト炊事舎(12:00)・・・別当出合(2:00)          ( 休憩時間を含みます )

梅雨はまだ明けそうに無い。
かろうじて今日は2時頃までは持つかも、お花見物に行こうと朝5時に集合して別当出合まで来ると、さすがお休みとあって駐車場は一杯で、もう一つ下の駐車場で停めて出発。
別当出合を7時ころスタートして、新しいつり橋を渡る。
昨年11月下旬に来た時はもう板がはずされていて、下に降りて川を渡った。これだけの枚数の板をはずして又、取り付けるのは大変な作業でしょう。でももう楽チンに向こう側に行ける。
しばらくは花もあまり無いのだが、白いトリアシショウマが涼しげに、その合い間にササユリが寂しげに数本咲いていた。
山開きに合わせて下刈りされた笹や草がまだ青く、
高度が上がるにつれ、ゴゼンタチバナ、マイズルソウ、ミゾホウズキ、コイワカガミ、ミツバオウレン,サンカヨウ等の花が見られる。だが、今日は黄色の花が多かったように思う。
ミヤマキンポウゲが盛りで、登山道脇から斜面まで群生していた。

ヨツバシオガマ

カラマツソウ
今日は風があり、日もあまり差さないので涼しい。
分岐をすぎ南竜道に出てみると、、やはり未だ花は早くてところどころニッコウキスゲ、イブキトラノオ、ハクサンフウロが少し。皆さん室堂をめざすのか南竜に向けていく人は少ない。
今日は時々マラソンのような軽快なスタイルで、持ち物も少なく駆け上がっていく人が多い。どのような心臓をしていらっしゃるのか・・・。かとおもうと大きなザックで数名どこかの山岳部らしい若者とすれ違う。若いっていいなあと思わせてくれる。
若い時に深窓に閉じこもっていないで、鍛えればとつくづく思う。子供さんを連れた家族連れも多く、もっとお天気の良い時に来て、是非山の雄大さとか自分の達成感を小さい胸に焼き付けて帰って欲しいものだが、この天候ではどうだろう。山を嫌いにならずに帰って欲しいものだが・・・エコーラインを見上げても花は未だ少なく、これからのシーズンに向けて準備中でしょう。
我々は南竜ヶ馬場にむけて足を進める。

左はハクサンフウロ       オオバユキザサ
南竜の谷に下っていくとミヤマキンポウゲの群落、中にシナノキンバイが咲いている。小屋の手前にハクサンコザクラが少し、出迎えてくれる。小屋の辺りは人影は無く、我々は少し残った雪渓を越えて池塘が広がる木道へ向かう。
まだイワイチョウはつぼみ、だがハクサンコザクラは可憐な花を咲かせている。あまりに可愛くてうまく写真に撮れない。
天候は下り坂であるのは間違いなく、いつまでもつか・・・
赤谷の手前、少しガスがかかり始めている油坂を眺めてまだ行く気十分なのでどんどん下っていくと、谷川の手前の斜面に雪渓が残っていて夏道をふさいでいる。下るのは危険なので笹の中を巻いて谷に降りる。ここで水を補給して油坂に取り付く。
何といっても涼しいのでYちゃん元気が出てきて、雪を見るとまたまた元気が出てくるという感じ・・・なのにどうも風が怪しい・・・

キヌガサソウ

ミヤマダイモンジソウ

コイワカカガミ     右はツマトリソウ


左写真は谷川の上部。斜面はコバイケイソウ、上部はニッコウキスゲが。 右写真 谷川を渡って油坂を元気良く〜、両脇はキンポウゲの群落、でも雲行きが〜

ハクサンフウロ
油坂を半分も行かないうちに、先輩のここで引き返した方がいいよという助言に泣く泣く?撤退!
稜線に出れば隠れる場所も無いし、風も強いだろう・・・
これで途中に小屋でもあればいいのだが、何も無い。
今日は別山までは天候が持たないから途中の天池くらいまでと思っていたが残念でした。どういうわけか3時間過ぎても気力十分の私・・・ひょっとして別山まで行く元気もあり?こんな日に何でえと思うが天候には逆らえない。
又戻り返し、キャンプサイトの近くにある炊事舎の中で宴会をしていると雨の音!濡れずに良かった、かなり激しい雨音がしばらく続いていた。濡れぼそったどこかの山岳部員の若者数名、大きなザックを背にサイトに立っていたが、中に避難してこられた。
バンガローの前でクロユリを発見!
数は多くないが嬉しくなってしまった。炊事舎の周りはもう黄色、黄色のキンポウゲだらけ。ゆっくり昼食を終えて、小降りになったのでしっかり合羽上下を着て12時下山開始。途中沢山の登山者と出会うが、皆さん雨の中を明日もあまり天候の回復は望めない中、よく登ってくるなあと感心!丁度2時間で別当出合に到着。時間が余ったので「天望の湯」は初めてなので入ってみた。ところが飲兵衛さんにはビールが無くて可哀相だった。

ミヤマニガナ

タカネスミレ? キバナノコマノツメ?

シナノキンバイ

オトギリソウ


ミヤマキンバイ
他にもリュウキンカやピンボケで載せられない黄色の花がありました。名前は違っているかもしれないので、どうぞご指摘ください。シーズン前でも多種類の花が見られ、これでもっと予定通りに行っていれば沢山見られたのでしょうか・・・
次回を楽しみにして、もう少しピントの合った写真になるようゆっくり撮らねばいけませんね。反省!

ベニバナイチゴ

クロユリ

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