能郷白山(1.617M)

2005.9.17 晴れ時々曇り 2名

 朝夕涼しくなってきたのと、少し体力が付いて来たのか主人が能郷白山に行くと言い出した。
19日に山の会に新人さんが見えるというので、顔合わせで行く予定だったので一緒に参加のつもりだったが、用事が出来たので二人で一足早く出かけることにした。取立山か権現山程度くらいしか登っていないので、主人には最初の急登がすこしきついのではと心配しました。何故この山なのか・・・?と聞くと、心筋梗塞で倒れた時に親戚の葬儀の終わったすぐ後で、その時の故人がぼちぼち登山はしていたものの、「この山はきつそうなのだが、どうしても行って見たかったので一人でゆっくり自分のペースで登ったのですよ。」聞いていて、自分もいつかはと思っていたらしい。故人は病院に行くのが遅れて、同じ心筋梗塞で亡くなられた。
その時の経過を聞いていたので、自分はすぐ救急車で助かったものだから、気持ちの中にずっとあったのでしょう。
 昨年の豪雨か台風で157号線は中島で通行止めが長く続いていたが、夏前くらいから仮道が出来て通れるようになり、久しぶりに温見峠までやってきた。途中の熊河地区あたりでも工事の箇所が多く、豪雨の爪跡はなかなか消えない。
8時丁度登山開始。無理をしないようゆっくりゆっくり歩いてもらう。はじめはブナの林の中の気持ちよい道が続く。
新緑の頃の美しさなど説明しながら行くと、カメラ用のザックをかついだおじさんが追い越してきて、あの山がこの山がと詳しく説明を始めてくださる。天気予報では快晴のはずだったが、あいにく少し雲が多くて、スッキリとは行かないが、初めて見る方向からの山々に主人は感心して聞いている。この先おじさんの説明はところどころであり、大分山にのめり込んでいるとお見受けしました。 登山道は結局頂上まで両脇が綺麗に刈られていて、実に歩きやすくなっていました。
労力はいかばかりかと感謝申し上げます。m(__)m
お陰で時間はかかりましたが、急な箇所も難なく通過、心臓も大丈夫な様子で、1.492Mまで到達。
ここで果物など食べて大休止。丁度いい具合に木がベンチのように横になっていて有難い。
あとは稜線を少しアップダウンしながらの楽な道。
リンドウだけは刈り取られず残っていた。日が当るとつぼみが開きかけ、蜂が蜜を吸いにもぐりこんで行く。
ナナカマドはほとんどが葉がちりじりと痛んでいて、実も小さく色づきもあまり良くない。暑さと風のせいだろう。
たまに綺麗なのもあり、このまま紅葉してくれたらと願うのみ。
私もあまり詳しく知らないが、ダケカンバの木やブナの実などの説明したりしてのんびりのんびりと頂上にたどりつきました。
時間が早いのか、頂上の広場には誰もいない。三角点で写真を撮った後、眺めの良い奥の院に行き昼食とする。
その後、どんどんと登山客は増えて、今日は30名あまりの人に出会っただろうか。いつの時も中高年が多いが、今日は子供連れの家族もあって、頑張って!と声をかける。
おじさんの説明は他の方々にも続きます。
いつもこの場所は風が強いように思うが、今日は日差しがかなりあるので寒くは無い。飲んで食べた後、下山開始するがまだお昼前。頂上のほうから声がしては、まだまだ登山者がこちらに向かってくる。

頂上から、奥の院が小さく・・・

登山者と奥の院   後方は頂上

池田の冠岳や金草山方面

手前 姥ヶ岳の後方は部子山と銀杏峰

イチイの実
今日は遠くは霞んで、白山や御岳までは見えなかったが、何とか見慣れている奥越の山々や日野山・三里山などが確認できて楽しかった様子。帰りもあわてず時間をかけて降りた。峠は沢山の車、いつも風の通り道でここは涼しい!
コースタイムより30分ほどプラスだったが、自信がついたようで、私も無事行って来れた事にほっとしている。

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