三ノ峰(2.128M)
2003.10.27 6名 晴れ

久しぶりの三ノ峰、5〜6年ぶり?
朝5時に出発、大野から鳩ヶ湯を経て上小池の駐車場まで薄暗いので紅葉の具合はわからなかったが、6時45分スタートして林道に出て打波川沿いに行くと、朝日もさしあたりの山々は丁度紅葉盛りの模様、目指す三ノ峰もうっすらと白く見えます。気温は2〜4度Cくらいで寒い。林道左手の登山口からは急登で、しばらく行くと山腰屋敷跡に出ます。黄葉した木々が多く、葉が落ちてしまったものもあり、落ち葉踏みしめ行きます。
所々に真っ赤なもみじが朝日を受けて、我々を待っていてくれたかのように綺麗!!
高度が上がるにつれて下の山々が色とりどりに染まっている様子がわかり、楽しい嬉しいお天気。奥越の山々、岐阜県境の山々などもどこまでも見える感じで、景色の良さにつらさも和らぐ。右は赤兎山で奥に小さく経ヶ岳。この辺りに来るとダケカンバもほとんど葉を落として白い幹がきれいに光って見えます。
歩き始めて1時間半で六本檜に着く。前方にはこれから向かう三ノ峰と稜線がどんと見えます。
始めはうっすらと霜が降りてる程度だったのが、高度を上げるにつれて霜柱が立ち、しまいには5センチくらいの立派な霜柱。路の両脇には雪が残っています。この稜線は眺めは最高ですが、夏はさえぎるものが無く暑い!風が吹けばまともに受ける!今日のように穏やかな日は有り難い。
そのうち左手奥には白山が雪化粧した美しい姿を見せてくれます。まわりの山々より高くなり、嬉しいけど足が重くなる。ベテラン健脚組には先に行ってもらい、女性2人はゆっくり登る事に。剣ヶ岩をすぎる辺りから路にも雪が残っていて、踏み固められた雪が冷え込みでアイスバーン状態。最後の急登は滑って危ないので、四足で登る感じでした。帰りもし緩んでいなかったらどうしょうと話しながらも無事通過。
あとは左に大きく回りこんで、遭難碑をすぎると小屋が見えて到着。駐車場から3時間半かかりました。荷物を置いて頂上までは10分くらい。白山や別山が大きく迫ってきます。別山まではすぐそばにと言う感じで、又次回お花のある時に是非行きたいものです。御岳(右下)や乗鞍岳(下)、穂高連峰も浮かんで見え、ああ!今日は来て良かったとお天気と仲間に感謝。先について宴会を始めている小屋に向かいます。
写真ではわかりにくいですが、避難小屋の上にある打波の頭に登ると槍の穂先(左上の写真)が見えます。穂高の稜線もよくわかりました。小屋には滋賀県や加賀市から見えた方もいました。宴会はずっと続きそうなので、女性陣2人は荷物をかたづけ先に降り始めました。
こわかった急坂の雪はほんの少しゆるみなんとか笹をつかんだりしながらゆるやかな尾根道に出て、また下の錦絵を楽しみながらの空中散歩の感!
残念ながら光って紅葉の色が写せず!
本当は最高の時期だったと思います。土日の刈り込み池の人出はすごいもので、池の周りは座るところも無かったとか。今日も平日にもかかわらずたくさんの人が打波川沿いを歩いていました。右は雪が張り付いている時にしか登れないと言う願教寺山です。来春には連れて行って下さるそうですがしっかりとしたアイゼンを用意しなくてはいけません。
長い道のりで駐車場まで2時間40分くらい。満足の秋の一日でした。
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