活火山・焼岳(北峰・2.393M)(南峰・2.455M)

2003/9/29 6名 晴れ時々曇り

早朝4時に福井を出発、真っ暗な中 大野を越え朝もやの寒い夜明けに東海北陸道に入り、清見インターで降りて平湯から安房トンネルを抜けすぐ左折、中の湯温泉の上に登山口がありました。数台の車がもう停めてあり、私たちも仕度をして7時半にスタート。
山の間から穂高連峰が見え、お天気も良さそうと新しいカメラに期待しながら樹林帯を歩き出しました。緑が美しく、渡る風もさわやか
時々きのこもあり、リンドウ平まで約1時間半くらい、ここを抜けると一度に展望が開けて、ごつごつとした焼岳の姿が見え始め、右手の奥には霞沢岳(左)が、振り返ると乗鞍岳(右)が見えます。北アルプスにあって唯一の活火山なのと、日帰りできる貴重な山とあって、土日などは沢山の人でしょう。光る笹の中所々にナナカマドなどあって、紅葉に少し早くて残念ですが、綺麗な眺め。
カールをどんどんつめていくと、硫黄の臭いがきつくなってきます。急登が続き、左側に立ち入り禁止となっている北峰、右側に噴気孔から水蒸気を吹き出している南峰が近くに見えながら、なかなか着かない。そのうち雲が出てきて時々頂上付近がガスに包まれてしまいます。南峰と北峰の間の鞍部に出ると、眼下に本当は火口湖がみえるはずですが、今日は残念!
噴気孔のそばを右にまいてしばらく行くと、上高地や中尾温泉からの登山道と合流。あちこち岩の間から温かい水蒸気が出て、岩も温かく火山の息遣いを感じます。2時間50分ほどで頂上に。頂上は風も強く、しばらく待ちましたがガスは晴れず、穂高連峰や笠が岳も見えず、わずか下の方に目をやると、上高地方面の梓川が白く光っているのが見え隠れする程度。あきらめて少し下り、風の弱い所で昼食。平日にもかかわらず両方面から登ってくる人
が後を断たず、やはり手軽さが受けているのでしょうか。でももし今地震などあったらこの山はどうなるのかな?と少し怖い気もしました。
笹の何ともいえない緑と登山道の脇にシラタマノキやアカモノ、クロマメノキ(?)などを楽しみながら、又、時々振り返ってごつごつとした山頂に別れを惜しみながら下山。こんなに急だったんだと感心しながら1時間50分あまりで車を停めた道路わきに到着。平湯でお風呂に入り帰宅。次回はどうしても紅葉の良いときに来たいと思いました。

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