鳴谷山(1.596M)
2005.11.3 曇りのち雨  7名

かねてから主人の念願だった鳴谷山登山を決めた頃は間違いなく天気は良いはずだった。ところが前日までのあまりの天候の良さに影響されたか、雲が低い・・・
岐阜の友人夫妻二組も呼んであるため日程の変更が出来ないので決行することに。6時過ぎに福井を出発、待ち合わせの勝山市へ京の宮と私たち夫婦は向かい、めでたく7時過ぎに会うことが出来、一路白峰方面に車を走らせます。北谷あたりも紅葉が進んでいてなかなかのもの。
桑島で右折、桑島大橋を渡り百合谷林道を進んでいくと、砂御前の標識がありここを右折。以前の悪路はかなり改良されていて楽になっている。この辺りの紅葉はとてもすばらしくまさに見頃、岐阜でも愛知県よりの全くの平野に住んでいる友人たちは、感激している様子でなかなか車が進んでこない。
広場に出ると先客の車が4台ほど。天候は今にもぽつぽつ来そうな気配だが、皆さん行く気満々のようなので8:15スタート。
ブナやミズナラなどの葉が黄色からオレンジ色になっていて、これに空が青かったら・・・とつくづく天候が変わったことを恨む。

暗い天候で綺麗に写らないのが残念!
登山道はわりと緩やかで、皆さん紅葉を楽しみながら進んでいきます。右手奥に滝があり、この辺りは最も美しいのではと思います。写真を撮ったり、色づいた葉を拾ったり、ゆっくりなペースで進むうちに、シャクナゲの尾根道に出ました。
今年はどこもかしこも花の当たり年で、ここも素晴らしい花を見せてくれたそうですが、果たして来年はどうでしょうか。花芽はついていますが・・・。雨が時々降り出してきて、やはり今日は駄目なのかなあとがっかりした気分になるが、岐阜から来た方々は谷筋の紅葉に感激の様子で苦にしていない。
合羽上下ちゃんと持ってきているが、主人と私は傘をさして歩く。急な所は無理だが、ここは長いだけできつい所は無いので少々の雨は傘が楽です。
鎧壁の手前で小休止をする。 私はいつも春に来ているので全く雪の無い壁あたりの景色は少し違って見える。
紅葉は壁の下から谷に向かってがとても美しく、これが日が差していたらどんなに色が・・・と又また残念に思うことしきり。
林道からこの辺りまでが紅葉の最盛期じゃないかと思います。
雨で滑りやすくなっているので慎重に進み、しばらく急登を越えると砂御前山との分岐に出る。雪のある時はあまり左に回りこまず直登にちかい形で尾根に出るので、今日初めて登山道をきちんと歩いたのです。雨は止みそうに無い。
先にスタートされた方が思案顔で立っておられる。
私たちも大きなスギの木を何本も見ながら進んだ所で、どうしょうか・・・話し合うが、もう少し行ってみたいと言うので、帰りこのスギの木の下なら雨も少しはしのげるので、ここまで戻って昼食にしようと決め、エネルギーを補給して歩き出す。
あと20〜30分ほどで頂上に着くだろうと思う地点で、このまま行ってもガスが出てきているし雨は止みそうもないし、白山などが見えないのでは何の意味も無いよと説得して引き返すことに決める。普段山登りをあまりしていない方々だから、ビニールの合羽とかで、上は風も出てくるだろうし、まず体が冷えてしまうので無理はしないほうが良い。
スギの木の下も暗く寒そうなので、このまま下山して大嵐山の駐車場の東屋で食べた方がいいと言うことになり、どんどん下っていく。何組かのパーティが上がって来て、「頂上の看板だけ見ないことには」と登っていかれる。今の中高年は元気が良いが、こんな天気に無理はしないで欲しいものです。
登山道には赤や黄やオレンジの葉が落ちていて、紅葉のトンネルを行くようです。雨で残念だがせめてもの慰めになって良かった!濡れたものを着替えてから林道を大嵐山の方に向かい、東屋で宴会をする。 先着のかた2名は雨でどこへも登らず直にここでお食事だとか。京の宮はなんと手作りのイクラをクラッカーにのせたオードブルを提供してくれる。このイクラの味付けが何とも言えず上手い!!

私のストックと軽量の傘
岐阜のA氏は出し巻き卵を作って来られる。
男性が丁寧に巻いて作る玉子焼きは貴重な味がする。
私はピリカラ味噌鍋を作って皆さんに温まってもらう。
最後に貰い物の米寿のお餅やうどんを入れてお腹は満腹。
終わる頃やっと雨が止み、少し遠くの山並みもハッキリしてくる。
林道をおりてすぐにあるホテルのお風呂に入る。(700円)
これは4階にあり眺めもいいし、お湯がつるつる!!お肌もつるつる!近年これだけツルツルのお風呂に入ったこと無くて、皆さん大満足で温まって気分良く帰ってもらえ、まあめでたしと言う事にしましょ。
トップページに白山がどーんと見えた地点の写真を載せようと楽しみにしていた。
下は紅葉上は白く雪化粧した白山をと思い、だいたいこの辺りの日が良いかと考えていたのに残念でした。
皆さん男性陣はお仕事があり、今日が駄目なら明日というわけに行かず、最高の展望など見せてあげられなかった・・・(-_-;)

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