白山室堂(2.450M)
2006.10.21 晴れ 3名

別当出合(7:10)−甚ノ助小屋(9:10)−分岐(9:35)−室堂(10:40)(11:40)−エコーライン南竜分岐(12:30)
−分岐(12:50)−甚ノ助小屋(13:06)−別当出合(14:40)         
                                                  (休憩時間含みます)
突然のお誘い・・・「Y女史のヒマラヤハイキングの為のトレッキング・シューズの足慣らしに南竜まで行くけどどう?」
定例の今度の月曜の山会は雨模様で期待できそうに無いので返事は「行きます。」 あわてて前夜ザックに詰め込んで早く寝ようとするけどなかなか寝付けない。又安定剤飲んで置いていかれても困るので、今回は梅酒をちょっぴり飲んだけど全然眠れない。そのうちやっと寝付いたと見え、目覚まし2個なる前に目が覚めて一安心。5時半に集合して白峰に向かう。
まだ北谷や白峰あたりは紅葉していない。
別当出合に着くと道路脇に数台、私たちは下の駐車場に何とか停める事が出来た。もう一つ下の駐車場には未だ3台ばかり。
バスも香川ナンバーのが1台。さすが県外ナンバーが多い白山です。つり橋の手前に大きな木の鳥居が建っている。
なんか変だけどと思いながら7時過ぎつり橋を渡り、砂防新道を登り始めました。ところどころ紅葉しているが、日が差してこないので今ひとつ。
そのうちどんどん上空の方から晴れて来て、赤や黄色に染まった木々が輝き始めます。中には茶色く縮れてしまって葉を落としかけているものもあり、条件がそろわないと紅葉も出来ないという事でしょうか。ここのブナやナラ類も実をつけていない。
熊さんお困りですね。
それにしても夏と違い人に会わなくて静か・・・
この時間ほとんどの方はもう登り始めてしまっているか、まだ降りてくるには早いのでしょうか。
正直言って挨拶をし続けるのはしんどい、かといって無視するのも失礼だし・・・。又、長い団体さんの列が前にいると自分のペースで歩けないし夏場は有名な山はどこも同じでしょうが。
風がひやっと気持ちよく、今日は湿度も無く北風の日で、汗の出方も少なくて楽チンかな?

大長山と赤兎山

観光新道側の紅葉

別当覗きでJちゃんと

真っ赤なナナカマド
2時間ほどで甚の助避難小屋に着くとここには何組か休憩中の方がいらっしゃる。しばらく休憩して分岐に向かう。
まだ紅葉は残っていて十分楽しませてくれる。
ますます空は青くなり、3人でわーっ来て良かったねえ!
と、ルンルン気分で歩いていると、時間はまだあるし室堂まで行ってみようかとの提案・・・南竜までの心づもりだったけど足は重くないし大丈夫だろうとO.Kして分岐から黒ぼこ岩に向かう。
先に出発していた方々が岩の手前の急坂をジグザグ登っていくのが見える。私たちは追い越して弥陀ヶ原に出てしまう。
木道が新しい木に替えられている。
10月7日の雪はもう融けてしまっていつもの御前峰がゆったりとしたお姿で出迎えてくれている。ここから最後の五葉坂がいつもながらつらいのです。Jちゃんに先にいってもらい二人でのんびりと上がりました。3時間半かかって室堂に到着。
もうセンターもおトイレも鍵がかかってぴっしり閉まっていました。風は冷たいので建物の横に回り昼食タイム。他の方々も風をよけてそれぞれ暖かいものを作っています。私たちはカレーうどんとイカめしとチーズやトマト等など、もうお腹いっぱいです〜。

ここにも新しく鳥居が

弥陀ヶ原から

エコーラインから南竜の小屋

頂上に行く元気は残っているけど時間が無いので、今日は室堂でおしまい。帰りの時間を考えて逆算しても大丈夫とエコーラインを通って帰りました。Jちゃんお気に入りの南竜を見なくてはいけません。降りかけた頃はガスがかかっていましたが、そのうち別山も姿を見せてくれ、今月始めにあの頂上に登ったんだあと感慨ひとしお?来年は絶対に南竜から登らねばと決意も新たにしたYちゃんなのです。
いつ来ても南竜は笹とシラビソの濃淡の緑に囲まれて赤い屋根の小屋・・・静かで心洗われる感じの所です。
写真を撮りながらのんびりと下っていくと、朝より日差しがあって紅葉も一段と美しく見えて楽しいこと♪
あまり砂防新道は人気が無いので期待していないせいか、今回ダケカンバが多いのに気づき、その黄色く輝く葉と幹の美しさはなんとも言えず豊かな気分にさせてくれます。
砂防新道さん失礼したしましたと頭を下げたい気持ちで紅葉を楽しませてもらいました。あとカエデの色づきも負けてはいません。写真でどうぞ見てください。

  

別山

下に甚ノ助避難小屋が

 

アキノキリンソウ

ダケカンバの黄葉

カエデ

モミジ

この色合い抜群の美しさ!

つり橋の少し上流の斜面
紅葉は1.000M手前から1.900Mくらいまで十分楽しめます。
そんなに紅葉を期待していなかっただけに、今日は十分満足の一日でした。「何と言っても青空がバックでないとね。」なんて皆から羨ましがられそうな山行が出来て、感謝感謝!!
駐車場辺りの山肌も紅葉していてススキごしにいい感じです。
ひとつしたの駐車場にはあれから増えてまだ30台くらい停まっています。降りる途中で大きなザックの女性が一人・・・南竜でテント泊でしょうか、強い方なのでしょう。
橋に近づくとまだシャベルカーなど動いているのが見えます。
私がまだ若い頃から堰堤の工事は続いていますし、終わる事がないのでしょうか。上から見ると崩壊が進んでいる事がわかる地点が多々あり、自然の力には太刀打ちできないのですね。
3時間かけてゆっくり遊びながら降りてきて、皆さん所用があるとのことで今日はお風呂に入らず福井に直行、有難うございました。本当に思いがけず行けて満足♪です。

inserted by FC2 system