西方ヶ岳(764.1M) 途中で撤退(-_-;)

2006.1.15
曇りのち晴れ 8名


小屋から振り返ると朝日が
12月は一度も山に行けず、今回やっと山の会の山行に参加出来ました。例年は1月3日に会では頂上の小屋で新年大宴会を催しているらしいが、今年の大雪で仕方なく鬼ヶ岳の小屋で我慢をしたらしい。それでと言う事で今回は道中も危険無く、車も泊めれて雪も少ないだろうこの山に決定。
国道365から木の芽トンネルを抜けていくのは雪崩が心配なので今朝は8号線で敦賀に向かう。
河野からは雪はほとんど無く、福井市内とは大違い。
常宮の神社に車を置き8時スタート、民家を抜けて登山口に行くとすぐ雪があらわれ、昨日までの雨で柔らかくなっているので作業小屋のそばでかんじきを付ける。途中の階段は少し見えている所もありますが、すぐに雪で埋まり枝や倒れかけた木々にはばまれて歩きにくくなってくる。しばらくすると左手に奥の院の大きな岩、雪がどかんと乗っていてとても渡って行けそうにはない。風は無く私は暑がりなので帽子はもちろん、手袋も脱いでしまう。ズボンは厚めのものかタイツをはくなどするが、上は大して夏と変わらない。

奥の院

西方ヶ岳はこの山の奥
わずかに何日か前のかんじきの踏み後があり始めは夏道をたどって行く。どの景色を写しても生木を裂くと言う言葉通りに雪の重みで引き裂かれた木々がいたるところにあり、さぞかし痛かったでしょうねと思わず言ってしまう。
そのうち夏道は左に巻いていくはずだが、そのまま尾根をたどっていく。右手に敦賀湾を見ながら、風が時々火照った身体を冷やしてくれて気持ちがいい。トレースはそのうち消えてしまい引き返しているのでしょう。木の枝や幹が雪で埋まっている上を乗ってしまうとかんじきがズボッと入ってしまいなかなか抜けず、皆さんあちこちで悲鳴をあげている。見たことのない岩が現れ、尾根はどんどん急になってくる。松が大きな岩の上に根を張っているので、これは名前を付けてあげなくちゃと「ど根性松」と勝手に命名。先を行く先輩たちが雪の状態がこれから悪くなる一方だし、尾根も細くなって帰りが危険だからもうこの辺で止めた方がいいと話している。えーっ!!まだ1時間半程しか歩いていないし、時間もまだまだ余裕があるよ!そんなあ〜そんなあ〜

   
高度計を見ても470M〜80Mくらいだからあと300Mも無い。
上に行きたいよ〜んと叫びたい所だが、昨日の雨のあとで確かに雪の状態は良くないし、テレビで連日雪崩の注意を促している時に何かあってはまずい!仕方なく少し下まで降りて広い所を探してお昼とする。でもまだ10時過ぎたばかりなのにどうして皆さんは宴会モードに突入出来るのかしら?
「普段なら歩けない所歩いて、見れない岩見てこれもいいんじゃない?」と言われるとうなずくしかないYちゃんでした。
こうなったらもう食べまくるしかない。
おでん・イノシシの焼肉・牛肉うどん・ウインナ・おもち・雑炊・・・・そのうち日が差してきてお天気も良くなってきている。
下から男性お二人、どうも地元の方みたいで宴会に入りませんかとお誘いしたが上に向かっていかれた。私も着いて行きたいなあ・・・あとで降りながら眺めると、この尾根の先いくつか越えれば方向的に行けるのは間違いないとわかったけど、冬は怖いから無理はしてはいけない。・・と自分を納得させている^_^;
15日の夜は冷え込んだので、かなり雪は締まっただろうから16日に登っていれば楽に行けたかもしれない。
朝から白山も綺麗に見えていたから残念と言うしかない。

帰りはますます雪が甘くなり、かんじきを付けていてももぐってしまうところもあり、まあ賑やかな声が下まで続きました。
今度は今庄を抜けて帰ってみようと言う事になり、敦賀市新保辺りから雪は多くなり木の芽トンネルを抜けると両脇かなりの量!植林されて並んだ杉の頭がぼきぼきと折れているのが痛い痛しい。 今庄の役場の前のサイクリングセンターの中のお風呂(400円也)に入って帰福。予定より早く帰れました。

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