涸沢(2.309M)〜屏風の頭(2.565.4M) 長野県
2013.10.7〜8 晴れ 5名
福井(4:00)…平湯…上高地(8:00)…(10:50)横尾(11:08)…本谷橋(12:05)…涸沢ヒュッテ(13:50) 涸沢(6:20)…屏風のコル(7:40)…屏風の頭(8:05)…屏風のコル(8:30)…新村橋(10:20)…(10:30)徳沢(11:30)…上高地(13:25)… 平湯…福井 ( 休憩時間を含みます ) |
やっとやっと一泊登山が決行される! 行先は最高に混む涸沢になったいる、今まで人の多い所は避けてきた会なのに・・??小屋に電話を入れるとお布団一枚に三人のつもりでと言われる。もうこうなったら開き直って一度経験してみるのもいいかも。 まだ暗い中出発し、大野〜高山経由で平湯に着き、駐車場で私達を降ろしてあかんだな駐車場に車を置きになんてやってると、タクシーの運転手さんが近くに車をとめれるし5.600円で上高地にと営業される。 五人なのでそれもいいかと楽ちんで上高地に入る。 帰りも明神館まで来たら電話を入れれば迎えに来てくれるとの事。 お決まりの河童橋辺りには早くも観光客が多く、最高の青空に映える穂高連峰の山並みを撮影している。 ここからはただひたすら梓川沿いを横尾まで11k歩くのみ。 土日はかなりの人出だったのだろう、早くも帰途の登山者と沢山出会う。まだカラマツは黄色くなっていない。明神〜徳沢〜横尾とこの長い時間が帰りは嫌になるが、まだ行きは明神岳や穂高の山並みなどの景観を楽しみながら歩ける。横尾で早目の昼食をとり、横尾大橋を渡り横尾本谷に入って涸沢まで6Kを行く。前〜に来たときは連休明けの残雪の時期で、この辺りから雪が出てきて谷はかなり雪に埋まっていて本谷橋も見えなかった。今日は橋の下の川原で大勢の登山者が休息をとっている。 どんどん木々が色づき始め、黄葉の早いカツラはハート形の葉をチラチラと散らせて雰囲気作りをしてくれている。 |
河童橋辺りから |
焼岳 |
明神岳 |
横尾大橋 | |
屏風岩 |
本谷橋の川原 |
色づき始める |
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どこを切り取っても絵になる? |
穂高連峰が大きくなってくる |
私も岩に腰を降ろして少し涼む。10月に入ったというのにこの暑さは何なんだろう!下界では30度になるという、ずっとずっと半袖のTシャツで 暮らしている気がする。ツアーでいらした登山者も多く、高度が上がるにつれ休憩している人が多くなる。横尾まで11K歩いた後から本格登山になるわけだからまあ大変かもしれない。 どっちを見ても赤・黄・緑の取り合わせが美しい景観ばかりで、来て良かった〜と思わせる。前方の穂高の山並みが近づくと、振り返れば蝶ヶ岳も姿を現し涸沢のふところに入ってきた感がする。 山小屋への分岐で、今夜はヒュッテの方なのだが私はテント場なども見たいので右側から回ることにする。 涸沢の紅葉は有名だが数えきれないほどのカラフルなテントの写真も良く目にする。ゴツゴツとした岩の多いモレーンの上でどうやってテント張るのかと見ると、綺麗に平たい岩を並べて水平にしてある。 本当は混雑する小屋でなく、テント泊した方がいいのだろうが荷物が増えると歩けない(-_-;) 右手に本当は泊まりたかった小屋が見え、テラスで沢山の人が景観を愛でているようだ。あの辺りもっと回ってみたいが、皆が待っているのでヒュッテに向かう。前に来た時よりテラスが増え、皆さんビール片手にご機嫌の様です。部屋に入ると3枚のお布団に7人とのこと。どうやって寝る??? 5時からの食事も長〜い行列、並んでいるとやっと到着の登山者が。朝5時過ぎに上高地を出たとかで、もう薄暗くちょっと遅いんじゃないかと思うが、無事で良かったけど・・・ |
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蝶ヶ岳が〜 |
真っ直ぐは涸沢ヒュッテ、右は涸沢小屋へ |
素晴らしい!! |
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ヒュッテ側 |
今年は当たり? |
雪渓が残ってます |
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夕日が当たると・・・ | |
小屋の横のテラスでビール片手に |
前のテラス |
結局、三重からいらしたと言うご夫婦にお布団一枚、我々はわずかなすきまに毛布を敷き、お布団二枚に頭と足を交互にしてやっと寝たのです。 普通なら夏でも山小屋ではストーブを炊いてあるのに、満員のせいもあるけど気温が高く暑い事!夜中酸欠だあと窓を開けてもらう程暑かった。あまり綺麗な星空は期待できず、何となく寝たような寝ないような・・・ 夜明け前に起きてカメラ片手に外に出ると、皆さん朝日が穂高にあたるモルゲンロートを待っています。 せっかくここまで来たのだから、暗いうちに起きて奥穂の頂上に立ちたかったのだが予定に入っていなかった(ー_ー)!! 朝日が紅葉を全部照らすのを待つ前に小屋を出る時間が来てしまう。下山はパノラマコースを通ると言う。初めてなので嬉しい♪ このパノラマ新道からは槍ヶ岳も臨めると言うので、ただカメラだけ持った方々も途中まで歩いて来ておられる。 小さなアップダウンとロープの付いた足場の悪い所をこなしていくと、槍の穂先が見え始めどんどん近くなる気がする。 屏風のコルに着くと、このまま下ると言うがめったに来れない私は屏風の頭に立ちたいとJ子さんと二人だけザックを置いて尾根道をそのまま上に向かう。あとの三人とは徳沢で合流する事にする。 思ったより沢山の人が登って行く。どんどん視界が開け、奥穂の小屋に向かうルートも北穂のルートもハッキリ見える。 |
朝日を受けた穂高をパチリ |
パノラマ写真に合成 |
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小屋からだいぶ上がって来ました |
天候の悪い時は避けた方がいい? |
槍が見えて来ました |
足場の悪い所も |
ここも綺麗! |
富士山から南アルプスなど |
屏風の頭に立つ人が見えます |
左奥穂、右北穂をこのように眺められるとは♪ |
トラバースしてきた路や尾根道が |
槍に続く稜線が |
分岐 右手に行き新村橋に向かいます |
屏風の耳からちょっと下って登りかえすと360度のパノラマが広がり、ここは絶対来るべきだと思った。ゆっくりしていたいところだが、3人を追わなくてはいけないので記念写真を撮ってすぐ下山開始。 分岐からは危険な所は無いが、ザラザラとがれた滑りやすい道や岩と石の歩きにくい道が続く。それにしても暑い! こちらからも登ってくる人がボチボチ、やがて奥又白谷の広い河原に出る。そのうち林道に出てしばらくして新村橋を渡って対岸に渡り、昨日歩いた横尾街道を徳沢まで行くと、皆さん昼食中。 私もお湯をわかしてもらってカップうどんを食べる。ついでにソフトクリームも買って来て、う〜ん美味しい♪ あとはひたすら上高地まで歩く。マウンテンバイクの貸し出しでもしてくれないかと思う程帰りは長い! 今日は火曜日なのにこの人の多さは何?というくらいで上高地に着くと観光バスが入りきらずずっと道の脇に停めてある。登山の団体さんも多く、明日は台風が近づいて来ていると言うがここは大丈夫なのだろうか? 明神館で電話を入れてあったので、タクシー乗り場には昨日の運転手さんがお出迎えです。 運転手さんの話では沢渡から入る客が7対3の割合で多いそうです。 帰りは朴の木平の温泉に入って帰福。皆さん有難うございました。 思ったより疲れは少なく、足も大丈夫でまだまだ元気なYちゃんでした。 |
新村橋 |
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新しい明神橋 |
相変わらず美しい梓川の水 |