白山〜南竜ヶ馬場
2003.9.10〜11 2名
別当出合〜観光新道〜室堂 室堂〜展望歩道〜南竜ヶ馬場〜分岐〜砂防新道〜別当出合
9/10( 8:15--11:00殿が池小屋 11:30--1:15室堂)9/11(8:00--9:15南竜 10:00--12:05別当出合)
* コースタイムは小休止を含みます*
何度も計画しお流れになったので、今週は天気も安定していて良いだろうと思っていたら、またまた雨マークがついて今年の天気予報はどうなっているの!と怒りつつも、仕度はしっかり。もういいや!とばかり6時に家を出て別当出合に着くと雨がポチポチ・・・・お互いに顔を見合わせ「どうする?」 回りではどんどん車が入ってきて合羽を着て歩き出す人がいて、私たちも右に習えとスタート。 今回の予定は観光新道を上がり、小屋にザックを置き、大汝峰まで登り、あたり散策し1日目を終わり、夜中に星を眺め、翌日は天気具合で頂上往復し、平瀬道を少しだけ行き、展望コースを下る。そして南竜ヶ馬場にザックをおき、辺り散策するという案でしたが、まず無理だなという思いを胸に急登をマイペースで登りだしました。写真は小屋の手前から歩いてきた岩の尾根道を写したもの。 |
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木から落ちてくる雫だか、自分の汗だかわからない中、殿ヶ池避難小屋までが何だか長かった気がしました。一人後方にゴミを拾いながらか男の子一人いる以外はどうも私たちだけ。たまーに降りてくる人がいるだけで静かなもの。(今年は光ファイバーを埋設する工事を砂防新道でやっていて、今は黒ぼこ岩コースは通れず、エコーラインを行かなくてはならないそうです。)写真右は左手にどっしりと大きい釈迦岳で上部は雲に覆われていました。 殿が池避難小屋の手前にはまだ夏の花が残っていてハクサンフウロの濃いピンクが慰めてくれます。それまではあまり降らず展望もあったのに小屋で大休止をし始めたとたん、風と雨が真横に吹き付けているのが見え、ここまで来たら降りるのも遠いしとおもって30分ほどおやつタイムで過ごしている内に、収まり又スタート。もう少し早くきていれば楽しめただろうお花畑にはトリカブト、 |
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オニアザミ、トラノオ等が残っていて、アキノキリンソウやツルリンドウが色を添えていました。ガスが濃くなる中、弥陀ヶ原に出て最後の五葉坂300Mをつらいーと言いつつエコーラインから上がってきた人を少しは追い越し室堂に到着。さすがセンターの中にも人は少なく、ガスも濃いままなので、仕方なくひっそりとした部屋で夕方まで仮眠した二人でした。お花松原行きを熱望している相棒もこのガスでは諦めるしかない。夕食を取りにセンターに行くと小さなストーブの回りにいろんな所からきた登山客の方がいて、皆さん口々に天気予報のあてにならない不満を話していました。我々はまた来年と簡単に出直せるけど、横浜から夜中に車を飛ばしてきたご夫婦とか、飛行機で来てレンタカーで白峰まで来た方など、是非美しい白山の印象で帰ってもらいたかった。 | ガスの中何も見えない室堂 | |
真夜中も早朝も変わらぬガス、初めての方はそれでも頂上を往復している様子。私たちはゆっくり朝食を食べ、仕度をして平瀬道に向かい途中右手にそれて展望コースを降りました。本来なら右手下には別山、左手奥には三方崩山、はるか左側遠くには北アルプスの山並みが連なってみえるはず・・・・昨年平瀬道から登った時は快晴で実に素晴らしい眺めだった事を相棒に話しながら、南竜ヶ馬場に降りたのです。展望も良ければいいコースでしょうし、またお花も多くて楽しいコースなのでは。笹とハイマツとナナカマドの中、二人ともここを下るのは初めてで、又Yちゃん南竜は初めて。ひと気も無く静かで緑が美しくて、いっぺんに好きになりました。右の写真は南竜荘の右側の景色、左側の木道が展望歩道へと続く道です。ここや別山大好きの相棒の案内で日が射し始めた当り一帯を案内してもらいました。 | ||
別山に途中まででもと考えていましたが、上はガスがかかっていたし、なんだか気が抜けてしまい、今年はあきらめることに。右の写真は別山の登り口、ジグザグと油坂が見えます。綺麗な水が流れて花も沢山残っていて、次回は是非ここで泊まり、別山に登ろうと思いました。エコーラインが良く見え、沢山の人が登っていくのが見えます。昨年来た時には、あそこはニッコウキスゲで黄色かったなあと思い出しながら、私たちも南竜に別れを告げて下山開始。下りは得意なYちゃん、何人も追い越して、時々工事の跡やパイプなどあまり楽しくない景色も見ながら別当出合に到着。 あまり早く下山してしまい、白峰村の総湯はまだ開いていず、勝山まで行き花みずきの温泉で汗を流し帰宅しました。下界は連日33〜34度の暑さ、台風の影響もあって不安定な気候、今年はついていないなあ・・・・ |
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チングルマの花柄と南竜荘 花畑と綺麗な水の沢 ピンクトラノオ |
トリカブトと後方はエコーラインの ジグザグ道 |
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ミヤマリンドウ |
ミソガワソウ? |
ダイモンジソウ |
ハクサンフウロ |
シモツケソウ |
他にマツムシソウ、ツルリンドウ、ウスユキソウ、etc |