三国山(876.3M)〜赤坂山(823.8M)

2004.12.19  曇り時々晴れ  7名

登山口(8:00)・・・三国山(8:55)(9:00)・・・明王の禿(9:26)・・・赤坂山(9:42)(11:40)・・・マキノ高原スキー場(1:00)

会では今年最後の山行となった。
ずっと所用で参加できず、やっと最後に参加できて嬉しい。
その間、皆さんはきのこ採り中心に山を登っていらした様子、今日は7名が揃い朝6時に集合、8号線を敦賀に向かって出発しました。南条・今庄をぬけて新しい木の芽峠のトンネルを通って行くと1時間あまりで楽に敦賀に入れる。バイパスに入り、柴田庭園方面を左折し211号線に入って山集落をぬけて、黒河林道を走る。この道は非常に荒れていて長く、四駆でないと通過はつらい所でしょう。疲れるほど慎重に走った後にやっと黒河峠に到着。靴を履き替えているとKちゃんの悲鳴!
「靴が・・・」の声に、見ると片方づつ違うのをぶら下げている。
朝まだ暗くて自分の車から移し変えた時に間違ったらしい。
一瞬ここで待っているかと思ったらしいが、良く見るとちゃんと両足揃っている。最近買ったばかりの左足の靴(下の写真)
同じ足でなくて良かったねと一安心して8時スタート。
滋賀県マキノ町からの登山者が多いのでしょうか、トイレの小屋があり、登山道は右手の標識からで、しばらく歩くと林道に出る。ここを左に100Mほど行くと、赤坂山歩道の標識(上の写真)が立っている。ここから3キロで赤坂山に着くらしい。
道はジグザグと緩やかに付けられていて、非常に楽だがまどろっこしい気分になるほど。登山道ではなく遊歩道なのでしょう。美浜町の林道折戸谷線の粟柄越コースはブナ等の林が美しく、気持ちの良いコースでした。
しばらく歩くと滋賀県側の展望が開け、雲海に浮かぶ山並み、少しづつ顔を出し始めた琵琶湖、綺麗な稜線の伊吹山等が見えて気持ちが良い。道はあくまで整備されてなだらか・・・
私はこういう楽な道は大好きだが、登った気がしないという人もいるので、走ったら?と薦めてみる。
途中イワウチワの群生の中に一輪だけ花を付けているのがあった。あまりに暖かい気候のせいで咲いてしまったのでしょう。
先月の終わりに登った山ではフキノトウが顔を出していたし、植物もおかしくなってしまう気候なのでしょう。
あれから熊はどうなったのでしょう?この山ではイノシシの足跡が見られます。
しばらく行くと少し下り、綺麗な水が流れる休憩地があり、ベンチまである。そこから少し登ると赤坂山と三国山の分岐の標識があり、我々はまず三国山に。
ブナ林を抜けると急な登山道になりしばらくで三国山の頂上に1時間足らずで着く。ここからの展望はあまりきかないが、高圧線のある乗鞍岳が目の前に見える。しばらくいて分岐に向かう。分岐から赤坂山には1.7キロとあります。
またまた穏やかな道が続きます。
この辺りの山は花崗岩なので、ドロドロの道は少なく歩きやすい。どこを見ても木々の下はイワウチワがびっしり、
春は見事な事でしょう。
突然視界に岩肌が現れました。
「明王の禿」と言うそうで、自然が作り出した造形美なのでしょうか。長い間には風化して形も変わってきたことでしょう。
登りきって上に出ると、ロープが張られています。

目の前に赤坂山、階段の道がずっと続いています。
敦賀や滋賀県境の山に来ると、上は笹ばかり。
日曜日なのにまだ誰とも会わない。なだらかな道ばかり歩いてきたので、階段はつらいと言いながら赤坂山頂上には10時前に着いてしまう。例によって派手な宴会をしていると、かなりの大きな装備の方3名。お話を伺うと京都からで、野坂山からテント泊して縦走していらしたとか。眺めると野坂山は頭だけはるか向こうに見えている。嶺北の山にもいらしてくださいとお薦めして、マキノ町に降りていかれるのを見送る。天気はややくもりがちながら白山も見え、琵琶湖の湖面は光っている。とても12月中旬過ぎとは思えない。

                                   送電線と大谷山方面         かすむ琵琶湖

他に美浜町側から単独の女性とマキノ町側からの男性グループ4名ほどくらいで、休日の割には少ない登山客でした。
宴会はなんと2時間近くも続き、皆さん飲みすぎ・食べすぎ。
ふっと見るとJちゃんの袖口から白いものがフワリフワリ・・・
ガスが無くなりかけでつけたままだったのに気づかず、ダウンの袖口が融けて中から羽毛が出てきていたのでした。
ハプニングばかりで大受け、Jちゃんは可愛そうに傷口を押さえて泣き顔でした。
すき焼きまで出てきて満足の面々は、やっと腰を上げて下山の準備。ここで心優しい男性2名が元の道を戻って、車をマキノ町側に回してくださるという。我々女性陣と、かよわい女性だけでは降りたことの無いコースには行かせられないでしょうとリーダーで、マキノ町のスキー場めがけて下山開始。

粟柄峠に降りると、大谷山方面と両県の分岐になります。
3年ほど前にここへ来た時は大谷山手前の寒風まで行きました。アップダウンが多いですが琵琶湖からの風が心地よく、笹の中を歩く良いコースでした。
マキノ側もイワウチワの群生でこれだけ多いと、春にもう一度きたくなりました。どんどん琵琶湖に近づく感じですが、なかなか長い。やっと松林の続く整備された道になり、近い事を感じさせます。散策に上がってきたようなカップルに出会います。マキノ高原スキー場までは長い階段が続き、コースの上に出ると下の広場など見え、先の男性陣が待っていてくれました。
ここには温泉「さらさ」があり、さすが日曜車も多くて賑わっていました。600円也でゆっくり温泉に浸かり、今年の山おさめ。
怪我も無く1年楽しめて、感謝感謝の気持ちで一杯。
来年もがんばりましょう!!

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